ハッピーバースディ! ダニエル・クレイグ!!

    2011.03.02 Wednesday| 23:58 |
JUGEMテーマ:映画

本日3月2日は、我らがダニエル・クレイグ43回目のお誕生日です!
おめでとーっ!ダニエル!! 
今年は新作映画の公開が続々決定しているし、ボンド23もようやく動き出しそうだし、何かと忙しくなりそうですね。スクリーンで貴方のあの美しい蒼い瞳を見られるかと思うと、楽しみで仕方ありません。
くれぐれも健康とスキャンダルには気をつけて、良い一年を過ごせますよう、祈っています。
貴方のファンになったことがきっかけで、世界の東の果てのこれまた隅っこにて、ちまちまと拙い文章を綴るようになった私から、心ばかりのハッピーバースディを贈ります。

若干、日付詐称気味ですが、何とかお誕生日の記事更新が叶いました。
当ブログでは最近、取り上げる機会がめっきり少なくなっちゃったダニエルですが(ごめん、ダニエルル…)、愛が色褪せたわけではないのです。
ここのところ、声を大にして言っときたい。

新作公開に加え一年間で二度も来日してくれたマチューや、新作映画がドンドコ公開されてるダウニーJrに比べたら…話題が少ないんだもんよ、ダニエルってば。
例えば昨年、ヴィゴは待ちに待たされたけど「The Road」が日本公開されたし、残念ながら日本では未公開だったけど「アパルーサの決闘」はDVDが出たし。
マッツは「タイタンの戦い」があったし。
それに比べてダニエルは、新作出演のニュースは多々あれど、なかなかスクリーンでお眼にかかれない(涙)。
この記事を書くためにIMDbを確認したら、2008年の「007/慰めの報酬」の後、公開された映画は「ディファイアンス」だけなんだもんなー。う、なんか、凄くさみしー気分になってきました。

しかし!しかしですよ、皆さん!!
今年の夏以降、ダニエル出演作品がバンバン公開予定ですよっ!
まあ、今のところは、「アメリカでは」という但し書きをせねばならないのですが、時期のズレはあっても、日本公開が期待出来る作品が多いように思われます。
ダニエルファンの皆様、期待して待ちましょうぜい。海賊さんのように世界同時公開とまでは言わねど、1〜2ヶ月遅れ程度で公開してくれるといいなあ…。
配給会社さん、何とぞよろしくお願いします。
発表されている限りでは、今年最初に公開されるダニエル出演作は「Cowboys & Aliens」 、ハリソン・フォードとの共演が話題になっている、SFアクション映画です。
アメリカでの公開予定が7/29らしい。



このポスターで見る限りだと、ボンドを演じている時に比べて、かなり身体を絞ったっぽい。
実は私、あまり大きな筋肉は好みじゃなくて、ダニエルもこのくらいの体型のほうが好きなんだな。
なかなか、いいお尻だよねえ(変態でゴメン)。



御大とのツーショット。思ったよりはカウボーイ姿がさまになっているダニエルと、当然の如くキマッてるハリソン・フォード。
どっちが主役なんだか判りまへんがな(苦笑)。



初見の際、えっ?光っちゃうんですか? レーザー光線ですか? と、驚かされた画像。
でもって、どこかで見たことあるようなポーズだなあと、しばし悩んだのだが。



…これだよ。
ま、もしも、手に必殺兵器を取り付けたとしたら、当然のごとくこのポーズを取るよね! 誰でもね!!(汗)
ジャンケンだとしたら、社長がパーでカウボーイがグー。社長の勝ち。


先日公開された、トレーラーはこちら。
アクションシーンがどうにもボンドに見えちゃうのは、きっと気のせいだよ。 気のせいだってば。



マチュー・アマルリックとの再会

    2011.02.14 Monday| 23:56 |
JUGEMテーマ:映画

まだお正月気分も残る、1月8日のこと。マチュー・アマルリックとの再会を果して参りました。
もう一ヶ月以上も前の出来事だと言うことに、暫し茫然。
今更なんだかだなあ、と言う気がしないでもないですが、何せ鳥頭な管理人のこと。文章にして残しておかねば、宝石のように煌く一日の出来事を忘却の彼方に見失ってしまいかねない。せめてのも覚書として、書き起こしておきたいと思ったのです。
ま、ちょっと、リハビリのつもりもある。何せ、ブログもアレコレも放置しっぱなしなので(済みません、済みません、ホント済みません…)。

さて、マチューとの再会、とは言ってもこれはもちろんあくまでも、私個人の主観でございます。
客観的に申すなら、日仏学院主催のマチュー・アマルリック監督特集に合わせて来日した、マチューのティーチイン付き上映会を観に行った、と言うのが無論のこと正しい。
フランス映画祭の企画で、アルノー・デプレシャン監督とアンヌ・コルシニとマチューとのトークショー付き上映会が開催されたのが、昨年3月のこと(当ブログ2010.3.22および3.23記事をご参照ください)。
それからまだ一年も経ってないのに、厳密に言えば10ヶ月足らずで、またもやマチューが来日してくれるなんて!嬉しいぞーっ!!
胃弱風呂のまさきさんもおっしゃってましたが、スパイな英国人は何度来日しても会えそうに無いし(己のクジ運の無さを怨め)、来日の折にお腹壊しちゃったヒーローだったり探偵だったりする米国人はもう来日してくれなさそうだし、愛しのデンマーク人はいつまで待っても来日の気配が無いし。
コスモポリタンなお方はいつかまた来日してくれるに違いないと信じておりますが、それにつけてもたったの10ヶ月で再来日してくれたフランス人ってば、なんて素敵にキュートでマーヴェラスでご親切な御方なのかしら。

ってことで、当日です。
毎度お馴染みの三人組、日仏学院の最寄駅JR飯田橋駅にて待ち合わせ。
鋭い観察眼をウィットで包みこんだ変幻自在の文章、映画と酒とエロを語れば他の追随を許さない胃弱風呂。のまさきさん。
優れた語学力と華麗なるフットワークで世界中にアンテナを張り巡らし、映画と俳優について熱く語る碧い瞳に魅入られて のalexさん。
そして、情報弱者なくせに妄想過多、夢とうつつの狭間をうろつく遅筆な私、きゃんの三人でございます。
11月のオフ会以来二ヶ月ぶりの再会を喜び、先ずは手近なイタリアンレストランで昼食をば。食べてる間も寸暇を惜しんで喋り倒す私たち。今日の話題の中心は無論マチューな訳ですが、その他の俳優話もいろいろと尽きぬのは毎度の通り。
気が付くと一時間以上が経過してました。お店が混み合っていたわけでは無いのですが、ファミレスでもあるまいし、長居はお店に迷惑かと(ファミレスならいいのか?って話もあるが…いいのか?)。

イタリアンレストランを出て、お茶するところを探して飯田橋周辺をうろつくこと暫し。
ここでちょっとした事件が。
私がうっかり、「ここをまっすぐ行けばショートカットできるんじゃない?」なーんて言ったもんだから、住宅街に迷い込み、気が付いたら、飯田橋のお隣の市谷に着いちゃったよ。
…ゴメン。特に、坂道を歩き慣れていないという平地住民のまさきさんは、さぞや疲れたことでしょう。まことにもって申し訳無かった。

とにかく飯田橋に戻ろうと歩いていたら、市谷と飯田橋の中間の日仏学院近くに辿り着いちゃった。怪我の功名(←ポカスカポカスカ)とばかりに、内部を覗いてみることにしました。
alexさんは今回のチケット取りのために以前に来ているのですが(感謝!)、まさきさんと私は初めての訪問。お上りさん気分で物珍しく、アチコチ眺め倒しました。
初めて訪れた日仏会館は、独特の雰囲気のある場所でした。
普通の学校とはちょっと違う、と言ってオフィスのようでもなく、美術館や図書館のような風情もあり。お馬鹿を承知で敢えて申すとすれば、どことなくフランスの香りが漂ってきそうな、そんな感じの建物とお庭です。
閉鎖的とまではいきませんが少々敷居が高いように思ったのは、私の語学コンプレックス故でしょう、きっと。
我々が観賞する会は夕方からだったのですが、午前中からマチュー監督作品の上映があるので、ロビーや庭先には映画好きな、そして多分マチュー好きである皆様がそこかしこにいらっしゃいます。
今回の「マチュー・アマルリック特集」のチラシやら、今後上映予定のフランス映画のチラシなどをゲットし、先ずは一旦、退出することに。入場時間まで三時間近くあったので、仕切り直してお茶をしようということに話が決まり、振り出しの飯田橋へと戻る三人組。

市谷から飯田橋周辺にレストランや居酒屋は沢山あるんだけど、小洒落たカフェってのが案外見当たらない。結局はチェーンのファミレスへと入り、会場時間までの時間をここでまったりと過ごすこととなりました。
最初はお茶してたんだけどね…映画鑑賞前だと言うのに、昼間だと言うのに、ついついうっかりワインなど頼んじゃったり飲んじゃったりしたのは、私だけじゃないんだからね! alexさん「だけ」は無実です。わっはっは。
話が盛り上がりすぎてうっかり時間を忘れ、ファミレスを出たのが入場開始ギリギリ。挙句、三人して飯田橋から日仏学院までをほぼ走りっぱなしに走り、心臓破りの急な坂道で本気で心臓が破裂しそうになったのは、ワインの所為では無いと思う。多分。

必死で走った甲斐があり、開場時間寸前に現地に到着することが出来ました。
指定席ではなく整理番号順で順番に入場するシステムなので、遅れて到着したら、せっかく一桁の整理番号を取ってくれたalexさんの努力が水の泡になるところだったよ。ふー危ない、危ない。
前方中央部の席を先ずはゲット。まだドキドキバクバクと跳ねまくっている心臓を宥めつつ、周囲を見渡しました
昨年のフランス映画祭の会場と比べるとかなり狭い。どうだろう、全体で200席くらいだったのかなあ。それとも、もうちょっとあったのか。
この日は一日中、地に足が付いてない感じで気持ちがフワフワしていて頭が回らず、席を数えたりもしなかったのだけれども。結構、関係者席が多かったのが、印象的でした。席数が少ない分、割合的に目立ったのかも知れないけど、マチュー・アマルリック監督への業界関係者の関心度の高さと受け止めました。

余談ですが、私達が座った同じ列に、俳優の加瀬亮さんが座っていたらしい。
「らしい」と云う曖昧な表現なのは、迂闊なことにちっとも気づいていなかったから…。後になって、同じ会場に来ていた友人のIさんに教えてもらって、初めて知ったと言う。確かにその辺の座席は関係者席になってたなあ。
会場薄暗かったし、とにかく意識の全てがマチューに向かっていたしで、気づかないのも当然…とは言い切れない。お手洗いやらで立つ度に、加瀬亮さん(らしき方)が座っている前を、「スミマセーン」と言いつつ何度も行き来してたからねえ私ってば。周りが見えてないにも程がある。うむむ。
まあ、気づいていたら何かアクションを起こしたかと言えば、私の場合そう云うことは絶対に無いので、別に良いのだけれども(そう云うとこ、案外ミーハーじゃないのだ)。

閑話休題。
そしていよいよ、マチューがカンヌ映画祭で監督賞を受賞した作品「オン・ツアー」(仮)の上映時間となりました。上映に先立ち、先ずは関係各位からご挨拶。
そして皆さん、朗報ですよー! 「オン・ツアー」、日本での正式公開が決定とのこと。配給会社の担当者の方からのご案内があったので間違い無し。公開時期は未定とのことですが、初夏あたりらしい。
今回の先行上映でご覧になれなかった皆様(と言うか、観れたほうが貴重。ああ、ありがたや)、公開まで暫し待たれい。

以下、先ずは映画の感想になります。公開までまだまだ日があるので、ネタバレは避ける方向で書いておりますが、内容の若干の説明あり。
ネタバレは一切厳禁!な方は、回避くださいませ。



「オン・ツアー」(仮) 2010年フランス

テレビ業界で名うてのプロデューサーとして知られていたジョアキムはトラブルを起こし、子供も友人も、恋人も捨ててアメリカへと渡る。
数年後、アメリカのストリップ嬢たちのグループを連れて帰国したジョアキムは最終目的地パリを目指して、港町のミュージックホールを転々と巡業して行く。だた、いまやすっかりう業界で干されてしまったジョアキムはパリの小屋をブッキングすることが出来ず、彼らの旅は次第に目的を失っていく。
舞台の上では大胆に、いきいきと輝きながらも、現実では脆さや繊細を持つ女性たちを監督=俳優マチュー・アマルリックが愛情を持って描いている。(日仏学院主催、マチュー・アマルリック監督特集パンフレットより引用)

パンフレットではストリップとなっていますが、正確にはバーレスクと称すべきショーです。
他の映画の題名・題材にもなっているのでご存知の方も多いと思うけど、肉体や局部を露出するだけの見世物ではない、技巧的でセクシャルなダンスに艶笑的なコントやネタを盛り込んだエロティックなショー、とでも表現すればいいのかな。
劇中に何度も登場するバーレスクショーは猥雑でいかがわしく、しかしひたすらに陽気で、性と生のエネルギーに満ち溢れています。ありふれた言い回しですが、俗悪と表裏一体となった聖性すら感じさせられます。
ダンサーたちの肉体もまた、一般的な意味での美醜を超えたところにあります。ハリウッド映画に登場するサイボーグの如き完璧ボディとは真逆の肉体。有体に言えば、いささか異形じみているほどの肥満体揃いなのですが、映画を観ている内にこれもまた一つの美なりと云う気分になってくるのが不思議。
話が脱線しますが、彼女たちの埋もれてしまいそうな柔らかく豊かな肉体を眺めている内に、モーパッサン「脂肪の塊」に登場する心優しき哀れな娼婦が脳裏に浮かび上がりました。それが故に尚のこと、「聖性」と言う言葉を連想したのかもしれません。

映画に登場するダンサーたちは皆実際のバーレスクのダンサーたちで、本職の女優ではありません。ところが、彼女たちの演技は実に見事でした。
とにかく自然体。彼女らが演技をしているのだと云う当たり前のことをうっかり忘れそうになるくらい、その振る舞いや佇まいはナチュラルです。そのナチュラルさは映画全体も同様で、物語、フィクションとしての映画を観ているのではなく、バーレスクダンサーチームの巡業の有様を描いたドキュメンタリーを観ているとうっかり錯覚しそうになるほど。
映画鑑賞後のティーチインで、マチュー・アマルリック監督自身が語っていたのですが、それはこの映画を作る上での狙いだったらしい。
自分の役割はとにかく、彼女達が演じるという意識が無く自然に振舞えるよう段取りすることだったというのが、マチューの言でしたが、それは完璧に成功していたと言えましょう。
ナチュラルを目指したが故なのか、この映画では、様々なエピソードや人間関係を説明せず放置してあります。
主人公のプロモーター、ジョアキムの過去にいったい何があったのか。断片的には語られるものの、全てを説明されることはありません。途中で登場する子供たちや兄弟家族との現況もはっきりしないままですし、ジョアキムとダンサーたち、特にヒロイン的存在のミミとの関係性も曖昧なまま。
織り込まれたエピソードも解決したのかしないのか、その後の展開の伏線になるのかと思いきやそうでもなく、そんな曖昧なままに物語は進み、そして終るのです。
ジョアキムとダンサー達の旅の終着点がどこなのかは、監督が描きたかった物語とはいったい何であったのかは実際に映画を観てご確認いただくとして、ここで記しておきたいのは、この「オン・ツアー」と言う映画が、ハリウッド映画のように全てを説明しきった挙句、判った?判ったよね?と念を押してくる映画とは全く違うものであるということです。
人間の心理の不確かさや混乱した物事を手取り足取り説明することなく提示し、観客の観る眼や考えに判断を任せるという手法がいかにもヨーロッパ、特にフランス映画的だよなあ、と私は思ったのですが、上映後のティーチインに参加しマチューと対談していた青山真治監督が、非常に上手く表現してました。
「観客を軽んじてバカだと決め付けず、観客の知性を信じて作られた映画」(←正確では無いけど、大体こんな言い回しでした)
まあ、この言い方だと、ハリウッド映画は観客をバカだと断じてとにかく判りやすく作っていると言う極論になってしまう恐れもありますが、要するに、映画を観ることは、一方的に与えられる映像や台詞を受け止めるだけの行為ではない。監督や俳優がその映画によって訴えたいことを、観客が考える、感じる、そして自由に想像することも大切だし、それも映画を楽しむ、堪能する一つの方法であると青山監督は言いたかったのではないかと。

マチュー監督曰く「世の中の出来事は、全てが理屈で説明できるわけではない。この映画ではそうした日常の曖昧さも表現したかった」(←しつこいようですが、これも正確な表現ではありません…嗚呼、ちゃんとメモを取っておけば良かった)
確かに普段の生活において、起こる出来事の全てが次の出来事の伏線になっていたり、瞬間瞬間の感情や行動を全て理屈で説明出来るかといえば、そんなことは絶対に無いわけで。そう云う意味からしても、確かにこの映画はナチュラル&リアルです。時に曖昧な人間関係、時に置いてきぼりのエピソード。
しかし、ただのリアルをただ切り取っただけでは映画にならないのは当然のこと。実に上手いなあと思ったのは、その辺のバランス感覚でした。登場人物の会話やその時々の出来事を無作為に映し出しているかのように思わせながらも、実はきちんと計算された演出がなされている。
観終わって、先に書いた曖昧な人間関係や解決されないエピソードが気にならないわけではないのですが、それは映画の瑕疵として気になるのではなく、映画の中に登場する彼ら彼女らに対し抱いてしまった強い関心の故とはっきり思える、言い切れる。
これ以上書くとどうしてもネタバレ過剰になっちゃいそうなので、この辺で止めておきますが、マチューが演じた主人公ジョアキムと彼を囲むダンサー達の強さと弱さ、したたかさと臆病、俗悪で下品なのに時に崇高さすら感じられる、そのカオスな魅力の凄まじさと言ったら!
秀逸な映画であることは間違いないです。この夏に予定されている公開後、是非、映画館で観て、感じていただきたい。心からそう思いました。

 

さーて、ミーハータイムの始まりですぞい。
この映画における俳優マチューですが、いやあ、実に格好良く可愛く、そして色っぽかったです。かなり身体を絞ったのか、たまたまそういう時期だったのか、すっきりと細身。スーツ姿がとても良く似合います。
個人的な好みがかなり入りますが、私がこれまでに観た日本未公開も含むマチュー出演映画の中で、容姿という点ではベストワンな作品だと思ったくらい。
女性陣がそろいも揃ってルノワールの裸婦のような肉体だし(←オブラートに包んでみた)、一人だけいる男性ダンサーはマッチョ体型だし、雑用係の男性はひょろっと背が高いし。必然的にマチューがいつも以上に小柄で華奢に見えちゃうのだが、そこがまた何とも良いのだ、カワユイのだ。
本職のバーレスクダンサーである女性陣は別として、男性キャストについて意図的に大柄な俳優を選んでいたとしたら、マチューは自分の容姿の特色や他人に与える印象をしっかと理解した上で、計算尽くで選んだとも推測出来るけど…どうだろう(もしそうだとしたら、マチューってば結構な小悪魔ちゃんだと思われる)。
映画自体はもちろん、上で書いた通り非常に興味深くて素晴らしい作品なのだけれども、エロ可愛いマチューを眺めているだけでも、うっかりうっとり幸せーな気分に浸れちゃうこと間違い無し。
真面目な映画ファンの方にはもちろんだけど、マチュー・アマルリックという俳優に少しでも興味をお持ちの方は必見です。
可愛いイキモノ好きな、マ・ニ・アな貴方には無論のこと、地母神のごとき豊かな肉体に埋もれる可憐なマチューをご堪能くださいませー。

上映後のティーチインには、マチューと日本の映画監督・青山真治氏が参加。
前回のマチュー来日の折も司会役を務めていた日仏学院女性スタッフの仕切りで、ティーチインがスタートしました。
特筆すべきは、マチューは一つの質問に対し、実に誠実に沢山の言葉を駆使して語る人であるということ。
この日は同時通訳が入っていて、我々観客には前もってイヤフォンが配られていました。マチューの語ったことを日本語に翻訳したのをイヤフォンで聞き、マチューはマチューで、日本語をフランス語に同時通訳されたものを聞いて会話するという形式。
必然的に、会話の途中途中で通訳が翻訳すると云う普通のやり方に比べ、語る分量が格段に多くなる。
同時通訳がどなただったのかは存じ上げないのだけれども、物凄く大変だったと思うし、その翻訳技能は実に素晴らしいものだったと思う。
いや、私はもちろんフランス語はまるで判らないんですがね、奔流の如く語るマチューの映画論や芸術論、脚本執筆時や撮影時のエピソードを、立て板に水の勢いで日本語に翻訳するって…大変だし凄いよ、ホント。
先ほど、メモを取っておけば良かったと書いたけど、実際問題、メモを取ったところで、途中で放棄していたと思います。生憎と速記技術を持ち合わせて無いので、間に合わない、絶対。

そしてマチューはですねえ、話す時、とにかく相手の目をじっと見つめて話すのです。
これは前回来日時の記事でも書いたと思うけど、あの大きな眼を見開き、逸らさないどころか、覗き込むようにしてじーっと見つめ続けるんだよね。
もしも私がフランス語かせめて英語が出来たとして、マチューと一対一で話す機会があったとしても、あんな風に見つめられていたらまともに話せる自信なんて、まるで無いです。視線を受け止めきれず、どうして良いか判らず、オロオロするに違いない。
実際にですね、前回の来日時、壇上に居るマチューと眼があったんですよ。一番前の席だったし、気のせいではない。変な日本人の女が眼をハートにしてこっち見てるー、面白いー(またはキモイー)と思われたのかもだが、いやあ、マチューってば逸らさない、逸らさない。ええ、逸らしちゃいました、私。あの視線の強さに耐え切れなかった。根性無しでチキンハートなんですってば。

えーと、当日の話に戻しますと、青山監督がですね、やはり若干挙動不審でしたよ(笑)。マチューと話していると微妙に目が泳ぐし、視線を外してはアッチの方向見てるし。
でも、仕方ないと思うのだ。青山監督が語っているあいだ、マチューってば自分の膝に肘を乗せるようにして屈みこんで、小首を傾げたポーズで青山監督の顔を覗き込んでいるんだもん。青山監督、それでなくてもシャイな雰囲気の方だったので、そりゃあ、照れるよ。
…あ、今、唐突に思ったのだが、もしかしてマチューってばワザとやってた? うー、この小悪魔め!(笑)
ティーチインは1時間半くらいだったでしょうか。日仏学院的には一時間くらいの予定だったんじゃないかなあ。終わり際、司会者の方が結構焦ってた雰囲気だったし。でも、とにかくマチューは語り倒すし、観客との質疑応答の際も端折ることなく返答するので、長引いた気配でした。
長距離の移動で時差もあるし、疲れていないはずは無いのに、とにかくマチューは終始真摯でかつにこやかで、疲れた素振りやイヤな顔など一切見せませんでした。
プロフェッショナルな大人とはこうしたものだということを、またも見せてもらった気がします。

ティーチイン後、退出したマチューですが、大劇場などとは違い普通に皆が通る廊下や階段を通っていくので、囲まれちゃってさあ大変。スタッフは一応ガードはしていたけど、マチューが特に拒もうとしないので、歩きながらもプチサイン会&プチ写真撮影会状態。
私はちょっと出遅れちゃったこともあって、ほとんど近寄ることも出来ず、一緒に写真を撮って貰ったりサインをして貰っている人を「いいなあ」と指を咥えて見つめることしばし。
建物の出口を出て庭に到るまで観客一同、ぞろぞろと後を付いていったのですが、ようやく少しだけ近寄れた時に撮影したショットがこれ!

生マチュー

持ちきれないほどのお花とプレゼントに埋もれたマチューです。良い顔して笑ってるよね。
その後マチューはスタッフに誘導され、控え室らしきところに引っ込んでしまいました。
観客も皆、帰宅体勢に入ったのですが、私たちはなんとなーく名残惜しく、また、会場で会った友人知人と話したりしていたら…マチューまたも登場!

 生マチュー

まさきさんはプレゼントを渡して、握手してもらっておりました。良かったねー。
貢物の無い私は遠慮して、遠目から写真を撮ることで満足。

どうやらマチューは、スタッフの方々と遅い夕食を取りに出掛けるらしく、最後まで居残っていた我々ファンに軽く手を振り、飯田橋の坂の上へと消えていきました。
とまあ、このように慌しくも夢心地で過ぎていったマチュー来日の一夜。
ありがとう、マチュー。また是非、来日してください。今回のマチュー来日とマチュー・アマルリック監督特集のために尽力なさった日仏学院および関係スタッフの皆様には、一ファンとして心からの感謝を。本当にお疲れ様でした。 


平成二十三年の初詣〜鎌倉

    2011.01.07 Friday| 02:06 |
あけましておめでとうございます。「スティールブルーの夢」管理人のきゃんです。
昨年は一年間ずっと失速しっぱなしの当ブログでしたが、それでも沢山の方にご来訪いただき、ありがたいやら申し訳無いやら。
今年は、少しでも更新頻度を上げることが目標!
2011年も、何とぞよろしくお願いいたします。

このところずっと多忙を言い訳にし続けてきているわたくしですが、昨年暮れは私事の吉凶入り混じりマジでホントに忙しく、気が付いたら大晦日を迎えるに到りました…って話は年末の最終記事で書いたんだっけ。えーと。
まあ、そんなこんなで2010年も押し迫った31日にドタバタと帰省、お正月を実家で過ごし、その後自宅へと戻ってきました。
例年なら、三が日の間には必ずどこぞの神社かお寺にお参りに行くところなのですが、今年は都合が付かずに行けず仕舞い。4日になってようやく、鎌倉まで初詣に行ってきたのでした。

初詣の際は、午前中の内に、神社なりお寺なりの境内に足を踏み入れるのが吉だとか。そうか判った!とばかりに鎌倉駅に到着したのが午前10時半。
三が日は過ぎたし、それほど混み合ってないといいなあ、なーんて希望的観測を抱いて駅に降り立ったら…甘かった。十二分に混み合ってます。まあ、鎌倉は何時行っても混んでるけど、やっぱりお正月は特別だよね。
人並みを掻き分け若宮大路へ。段蔓を通り、先ずは鶴岡八幡宮を目指しました。



めっちゃくちゃ混んでるよおー。たらーっ
無論、三が日ほどでは無いんだろうけど、見渡す限りの善男善女の群れ。転倒事故などの危険防止のため、本宮へと向かう大石段の前では、ロープで仕切っての入場制限をしてました。
一度だけ元日にお参りに来たことがあるけど、その時は1時間近く待ったような記憶が…。この日はさすがにそれほどではなく、10分ほどでロープ内に入ることが出来ました。
大石段の左横にあった大銀杏が昨年春の強風で倒れてしまい、その空間がぽっかり空いているのがなんとも寂しい。
小さくて判りにくいけど画像の石段左横、木の柵で囲い注連縄が張ってある辺りが、大銀杏の跡地になります。



大石段を上がると、国の重要文化財にも指定されている本宮に辿り着きます。
お正月だからか、大きな破魔矢がぶっ違いに飾り付けてありました。
お参りを済ませた後、破魔矢と熊手を購入、お神酒をいただき、おみくじを引きました。
嗚呼これぞ日本のお正月、正しい初詣の在り様。



鎌倉には沢山の神社やお寺があるので、神社仏閣好きなら当然ながら、他にも回りたくなるのが人情と言うもの。
けんちん汁で有名な建長寺方面に行くも良し、北鎌倉をじっくり回るも良し。長谷駅周辺から大仏さんを観に行くも良しで、ルートは様々ですが、今回は銭洗い弁天へと足を伸ばすことにしました。
鶴岡八幡宮から小町通を横切り、住宅街の中を歩くこと25分ほど。源氏山公園を横目に見つつ、かなり急な坂道を登った左手に、銭洗い弁天(正式には宇賀福神社)があります。
境内の湧き水でお金を洗うと、何倍もに増えると信仰されていることで有名。
画像でご覧いただける通り、岩山を繰り抜いた洞窟が入り口になります。



洞窟を抜けると今度は幾つもの鳥居が建てられていて、そこを潜り抜けてようやく、銭洗い弁天の境内に辿り着きます。
洞窟も鳥居のトンネルもさほど長くは無いので、胎内巡りをした気分にまではならないけど、厳粛で不思議な気分になるのは間違い無し。



決して広くは無い境内に、お参りに来た人がわんさかさ。外国人の比率が高く、特にスペイン語圏の人が多かった。スペイン語のガイドブックにでも掲載されているのかなあ?
先ずは本宮でお参り。
ここではほとんどの人が線香とロウソクを買うので、狭い境内が煙だらけで画像も煙ってます。実際にかなり煙い、ケホン、ケホン。



本宮左手奥に岩屋があり、中に湧き出している清水でお金を洗います。
線香を買うと貸し出してくれるザル(だから、皆さんこぞって線香を買うのだ)にお金を入れ、シャカシャカと洗います。
直接、お金を水の中に突っ込んでもいいんだろうけど、小銭は落としやすいし、お札は流れちゃう可能性あり。ここはケチらず、ザルを借りましょう(=線香とロウソク購入)。
洗ったお金は直ぐに使ったほうが、ご利益が大きいとか。
とは言え、狭い境内には小さな御守授与所と、これまた小さな茶店兼土産物店くらいしかないんだけどね。
ここで御守や御札を購入すると、手渡す前に火打石を切ってくれます。ちょっと、いい感じ。



次に目指したのが、佐助稲荷神社。
銭洗い弁天から少し戻り、静かな住宅街の細い道を抜けて行きます。やがて、赤い鳥居が見え出したら、そこが佐助稲荷神社の入り口です。



朱塗りの鳥居が立ち並ぶ石段を、延々と上がって行きます。緑濃い樹木、うっそうと茂るシダ、すぐ下に普通の住宅街があるとはとても思えない、まるで異界の様相。
画像は、鳥居の石段を上から見下ろした図になります。



源頼朝の夢枕に立ち、挙兵を薦め守り助けたのが、この神社の祭神・宇迦御魂命だそうな。
頼朝の幼少時の名前が佐殿(すけどの)で、それを助けたから佐助なんだとか。



稲荷社なので、参道や境内にはお狐様が沢山。
こちらは凛々しいお狐様。



こちらはちょっぴり艶っぽい表情のお狐様。あまり見ない、珍しい造形だと思ったのでパチリ。
決して大きな神社ではありませんが、雰囲気があってとても良かった。商売繁盛、病気平癒、大漁満船、学業成就のご利益があるとか。
境内にはモミジの葉が沢山散り敷かれていました。紅葉の季節はさぞや見事でしょう。秋になったら、また行ってみようかな。



鎌倉初詣を終えて、旅の終着点。
夕暮れの辻堂駅から見えた、富士山です。

えっ?!もう大晦日なんですか!

    2010.12.31 Friday| 02:04 |
こんばんは。管理人です。

もう、すっかり開店休業中になってしまい、本当に申し訳ありません。
例年なら仕事が落ち着いてくるはずの年末だったんですが、仕事の多忙はそのままで、プライベートでもバタついておりまして。
弟の結婚だの義父の入院だのその他モロモロ吉凶こもごも、ドタバタしたっきり終ってしまった数ヶ月でした。
30日まで仕事してまして、仕事を取り合えず納めた後、家の中の掃除をしたり、明日からの帰省の準備をしたり。
やっと一息ついたところで…あれ?何か忘れているような。
すーびーばーせーんーっ!(←心から申し訳ないの意)悲しい

11月からこっち、全然更新してないんでやんの。
連ドラについての記事を9月に書いて以来、まともな記事を書いてないんでやんの。
映画レビューなんて、遡って7月の「ザ・ロード」以来書いてない。
いや、これは酷い。開店休業と言うより、既に立ち腐れているではないか。
忙しいと言ってる割にはツイッターではよくつぶやいているんですけれどもね…。
ホント、我ながら情けない。

年明けから頑張る!と言い切りたいところですが、どうにも狼少年になりそうな自分が判っているので、そうも言い切れず。
かと言って、ブログの休止宣言やら閉鎖(しないよ!)には思い切れず。
何ともはっきりしない足元フラフラの管理人ですが、来年はウサギの年ですし。もしかしたら、年明けからピョンピョン飛び跳ねるようなことが起きるかもしれないし(←基本的に楽観主義)。

そんなこんなで(?)、うさぎの如くピョンスカ跳ねまくるか、相変わらずのとろとろ亀更新かは判然としませんが、来年もスティールブルーの夢は継続予定。
皆々様にはお見捨てにならず、来年も何とぞよろしくお願いいたします。

2010年秋、横浜西洋館巡り

    2010.11.10 Wednesday| 20:05 |
天候変化の激しい今年の秋。
何時までもずるずると猛暑を引き摺っていたかと思ったら、急激に冷え込んだり。すっかり気分が秋モードに切り替わったと思ったら、日傘が欲しいくらいの暑い日が戻ってきたり。
例年に比べて雨も多く、気持ち良い秋晴れの日が少なく、観光や行楽にぴったりの休日というのが案外少ないような気がします。
諸事情ありまして、9月以降、自宅に引き篭もる日々が続いていたのですが、たまには外出しないと心も身体も鬱屈してイクナイっ!
と言うことで、10月某日晴天の土曜日。横浜は山手、西洋館巡りに行って来ました。
横浜には度々出掛けるんですが(そりゃそうだ)、普段回るのは横浜駅周辺およびみなとみらい地区、せいぜい中華街までが多く、この山手地区という場所にはほとんど足を伸ばしません。
これと言った理由は無いんですが、まあ、ついつい食べたり飲んだり買ったりを優先してしまう俗な私のサガ故、かなあ。
考えてみたら…学生時代以来でした。久々過ぎて新鮮で、実際に行ってみたら、思った以上に楽しかったです。

先ずは中華街で早めのランチを取り、その後、延々坂道を上って港の見える丘公園に。
ルートはいくつかありますが、谷戸坂を経由すると、途中に江戸千代紙で有名な「いせ辰」の支店があります。伝統の千代紙以外に和小物なども扱っているので、ちょっと立ち寄りたくなります。
写真は撮り忘れた…ゴメン。



画像は港の見える丘公園にて撮影したもの。横浜港とベイブリッジが眼下に広がっています。
この写真を見ればお判りいただける通り、この一帯はかなりの高台にあります。山手地区に到達するまでの坂道は結構キツイので、女性の方はヒールを避けたほうが無難。
この後もずーっと歩くので、スニーカーとか歩き慣れた靴がお薦め。



先ずは一箇所目。横浜市イギリス館です。
昭和12年に英国総領事公邸として建築された建物とのこと。昭和44年に横浜市が買い取り、横浜市指定文化財となったそうな。
山手西洋館のほとんどで、見学の際には靴を脱ぐ必要がありますが、ここだけは靴を履いたままで見学可能。



イギリス館のすぐお隣にある、山手111番館。
赤い瓦と白い壁はスパニッシュスタイルなんだそうな。こじんまりとして、可愛らしい印象。
ローズガーデンが綺麗らしいのだが、私が行った時はちょうど狭間の時期だったのか、まだほとんど咲いてませんでした。残念。
ローズガーデンを見ながらお茶が出来る、カフェ「えの木てい」を併設しています。

二箇所見学後、来た道を少し戻り、信号のある交差点を左折してまた歩くと、山手外国人墓地に突き当たります。
異国情緒溢れる場所で、この日も沢山の人が散歩しておりました。
道なりに歩いていくと、山手資料館(山手十番館)、山手聖公会(教会なんだけど、この日は外壁工事中で囲っちゃってた)、山手234番館などが点在。
山手聖公会の脇の道を少し入ると、有名な北原照久さんの「ブリキのおもちゃ博物館」がありますが、これは別記事でご紹介予定です。
外人墓地の並びで緑豊かな元町公園が広がり、やがて見えてくるのがエリスマン邸です。



こちらがエリスマン邸。生糸貿易商社の横浜支配人として活躍したスイス人フリッツ・エリスマンの邸宅として、大正15年に建築されたもの。
日本の建築回に大きな影響を与え、「現代建築の父」と呼ばれたアントニー・レーモンドの設計による建物です。
昭和57年に一度解体され、その後、平成2年に元町公園内の現在地に移築されました。



エリスマン邸の内部。過剰な装飾を抑えた、落ち着いた雰囲気です。
こちらにも喫茶室あり。豊かな緑を眺めながら、ゆったりとしたティータイムが楽しめそう。



エリスマン邸を出て、再び道なりに歩いていくと見えてくるのが、ベーリック・ホールの威容です。山手西洋館の中でも、一番規模が大きいんじゃないかなあ。
イギリス人貿易商B・R・ベリックの邸宅として、昭和5年に建てられたもの。戦後、宗教法人に寄付され、平成12年まではインターナショナルスクールの寄宿舎として利用されていたとか。
寄宿舎ですよ!寄宿舎!(何を興奮しておる)
あ、資料にちゃんと書いてあった。現存する戦前の山手外国人住宅の中で、最大規模の建物なんだそうです。そうだよねえ、寄宿舎として使われるくらいなんだから(シツコイ)。



ベーリックホール内、ダイニングルーム。重厚で趣があります。
イギリス映画の中にでも、飛び込んだ気分。



こちらはバスルーム。窓のデザインがとにかく可愛い! 青のタイルもとても綺麗です。
画像には移ってないけれど、左手前にトイレ、右側にバスタブが設置されていました。



リビングルームから続き部屋になっている、サンルーム(パームルームと呼ぶらしい)です。
白黒タイル張りの床、大きなアーチ窓、とてもモダンでおしゃれ。画像にも写っている通り、この部屋では自由に座って休憩可なのだ。
本や雑誌を持ち込んで、のんびり過ごすのも良いねえ。お茶は出ないけど。



入り口の三連アーチ。繊細なアイアンワーク、タイル貼りの床、奥に見える階段と窓。実に美しく、バランスよく配置されています。

うっとりしているとキリが無いので、次に進みませう
ベーリックホールを出ると暫くはあまり見るものも無し…かと思うとそうでもない。普通に一般の方が住んでいる住宅街が続いているのだが、これがちっとも普通じゃないのだ。
まあ、ご立派。お金って持っている方は持っているんだねえ。と溜息を吐きたくなるような豪邸や、趣のある西洋館(現役使用中)が立ち並んでおります。犬を連れてお散歩なさってる地元民の方も、やっぱりなんだかハイソな雰囲気。
何が違うって、ワンコの種類がね。いかにもお高そう、珍しそうなワンコ、そして大型犬が多いのだ。
そりゃあ、あれだけ豪邸で庭が広けりゃ、大きな犬が飼えるってもんだよね。



さて、暫く歩いたところで、見えてきたのがカトリック山手教会です。
ここは観光教会ではないので、気軽に敷地に立ち入るのは憚られる。
カトリックの教会は開かれた場所なので自由に立ち入って良い、なんて話を小耳に挟んだことがあるのだが、あれは欧州での話なのか。それとも日本でも同様なのか。身近にカトリック教徒が居ないので、判らないのだ。
この日は結婚式が行われておりまして、私達が前を通り掛った時、丁度、花嫁と花婿が正面玄関から出てきてライスシャワーを浴びているところでした。
おお、映画みたい!
また、この花嫁さんが実に綺麗でねえ。首までピッタリと覆ったウェディングドレスがよく似合っていて、テレビかグラビアの撮影かと思ったくらいでした。確か、カトリック式では肌見せしちゃいけないんじゃなかったかな。でも、あれが似合う日本人は少ないだろうなあ。首が長くて細くて背が高くないと、絶対に似合わないデザインだもの。
あ、花婿さんも男前でした。お似合いのカップル過ぎて、マジで何かの撮影かと思ったくらい。
でまあ、そんな状況下だったので、建物の上の方だけ写したのが、この画像です。

眼の保養したねーなどと言いながら、またまた道なりにテクテクと。
ようやく、旅の最終地点イタリア山庭園が見えてきました。
何ゆえにイタリア山かと言えば、明治時代にイタリア領事館が置かれたことから、この辺り一帯をそう呼ぶようになったんだって。
ほら、如何にここが高台かって判るでしょ? 何せ、イタリア「山」なんだからねえ。
現在では、水や花壇を幾何学的に配した、イタリア風庭園様式の公園となっています。



イタリア山庭園内にあるブラフ18番館です。
関東大震災の後、大正末期に立てられた外国人住宅で、戦後はカトリック山手教会の司祭館として使用されていました。
平成3年に横浜市に寄付され、今の場所に移築した上で、平成5年から一般公開されたとのこと。



二階の階段付近から、踊り場の窓を見下ろして。
上下開閉式の窓、窓枠はミントグリーンに塗られていて、可愛らしい雰囲気。階段が少し急なのがレトロな感じ。パリのアパルトマンとか、こんな感じなんじゃないかなあ?



リビングルームからサンルームを見通した画像。西洋館のほとんどに、こうしたサンルームが設けられていました。
この建物内部の建具(窓枠とかドアの枠とか)は全てミントグリーンに統一されていて、実に可愛い。すっごくおしゃれ。いかにも女の子好みなインテリアでした。



同じくイタリア山庭園内、外交官の家です。明治政府の外交官内田定槌の邸宅として、渋谷の南平台に明治43年に建てられた邸宅だそうな。
設計者はアメリカ人J・M・ガーディナー。華やかな装飾が特徴のアメリカン・ヴィクトリアンの影響を色濃く残したデザイン。
ヴィクトリアンと言えば、19世紀末ロンドンではないか!(ホームズの時代だよん)
頭に「アメリカン」が付くのをスルーし、簡単にテンションが上がる単純なわたくし。



別角度から写した外交官の家。横浜市の公式サイトやパンフレットには、こちらの画像が載っていることが多い。
木造二階建て、塔屋(画像左側の八角堂みたいな部分。実質的な三階)付き、天然スレート葺きの屋根、下見板張りの外壁です。



ベーリックホールほどでは無いけれど、ここもかなり広い建物です。
この画像はどこだったかなあ、大客間から小客間を臨む位置だったかも。



お庭も見事。窓からみなとみらい方面が一望できます。
外交官の家には喫茶室あり。他の西洋館のカフェより、多少お手頃価格でした。眺望が良いので、休憩に最適です。

ここまで見て回って、夕方の五時と相成りました。
西洋館のほとんどは営業は17:00まで(夏場18:00の時期あり)なので、ご注意ください。
この日は早めにお昼を食べ、1時頃には港の見える丘公園に来ていたので、ここまででほぼ4時間を費やしたことになります。
私は展示物を結構しっかりと見るほうなので、その辺りは個人差があるでしょうけれども、逆にお茶したりしていたら、またそれで時間を食うしねえ。
全部観て回るには、最低でも半日は掛かると思ったほうがいいかも。
最初に書いた通り、イギリス館を除くほぼ全ての西洋館では、靴を脱いでの見学になります。脱ぎ履きが容易な靴じゃないと、面倒くさい。ブーツの場合はあまりぴったりとしたタイプじゃなく、ウェスタンとかエンジニアとかのサッと脱ぎ履き出来るのにしたほうがいいです。

今回ご紹介した西洋館は全て横浜市が運営管理しているものですが、入場料は掛かりません。寄付は歓迎とのことなので、配布している冊子を貰った場合などは志しをチャリンとな。
この記事では取り上げておりませんが、個人運営の山手資料館(山手十番館)は入場料が要るので、ご注意のほど。

山手西洋館めぐりの詳しい資料およびお薦めルートなどは、以下の公式サイトがお薦めです。
この記事中でも、引用させていただきました。

山手西洋館(財団法人横浜市緑の協会)



ラストを飾るのは、夕暮れ迫る横浜の街。イタリア山庭園から撮影したものです。
遠くに見えるのがみなとみらい地区、中央真下に見えるのがJR石川町駅、横を走っているのが首都高速です。
首都高速と目線がほぼ一緒。何せ、ここは山手地区だからね!

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