遂に製作決定か?!〜「イースタン・プロミス2」

    2010.03.30 Tuesday| 01:59 |
春は名のみの風の寒さや──三月末とは思えない、ここ数日の気温の低さは何事でしょう。マチューを追いかけた夢の一日、先々週の土曜日のあの暖かさが嘘のようです。
寒がり&冷え性な私、あやうく冬眠モード(=ヒッキー)に逆戻りしかけたところに…。
ヴィゴ関連でビッグニュースが飛び込んで来ました! 
ぬお〜っ! 眼が覚めたー!

★クローネンバーグ監督&V・モーテンセンで「イースタン・プロミス」続編製作へ(2010.3.29)

デビッド・クローネンバーグ監督、V・モーテンセン主演でロシアンマフィアの世界を描いた「イースタン・プロミス」(07)の続編製作が正式に決定した。
ちょうど1年前にクローネンバーグ監督自身が続編の企画があることを明かしていたが、米Deadline Hollywoodによれば、同作のプロデューサーのポール・ウェブスターが、今年の冬を目標に続編の撮影に入りたいと語ったという。
主人公のロシアンマフィア、ニコライ役でアカデミー主演男優賞にノミネートされたモーテンセン、脚本のスティーブン・ナイトの続編への参加は決定。ストーリーの詳細や、第1作に出演したナオミ・ワッツやバンサン・カッセルらが続投するかどうかは現時点では分かっていない。クローネンバーグ監督は、1年前のインタビューで、「ニコライの物語はまだ終わっていない。膨大なリサーチをしたおかげで、1本の映画には入りきらないほどの素材も残っている」と話していた。
なお、クローネンバーグ監督とモーテンセンは、モーテンセンがジークムント・フロイト役でキーラ・ナイトレイ、マイケル・ファスベンダーと共演する「The Talking Cure」でも組むことになっており、こちらは「イースタン・プロミス」続編よりも先の5月のクランクインが予定されている(eiga.comより引用)。


記事中にもありますが、本当に丁度一年程前に、クローネンバーグ監督自身がEP続編の製作について言及しております。

★デビッド・クローネンバーグ監督、「イースタン・プロミス」続編に着手(2009.3.31)

この時の記事でクローネンバーグ監督は「すでに企画を進めていて、我々みんな、続編製作に向けて張り切っているよ」と語っていたのですが、それから既に丸一年が経過。クローネンバーグ監督の新作として様々な情報がネットニュースで流れました。
三月に入ってから入ってきたビッグなニュース、クローネンバーグ監督とヴィゴが三度目のタッグを組むという「The Talking Cure」については後述しますが、その他にもトム・クルーズ主演「マタレーズ暗殺集団」を監督するという話が持ち上がったり立ち消えたり(MGMの経営破綻で企画が消えたらしい)、「ザ・フライ」を3D版でセルフリメイクするだの(どうなったんだろう?)、他にも何かあったな。
でもね、でもね。
このブログにおいてもわざわざ「イースタン・プロミス」のカテゴリーを作り、レビューと云うより既に妄想じみた記事を延々書き散らしてきたわたくし。
「アパルーサの決闘」や「The Road」などのヴィゴの新作は嬉しいし、クローネンバーグ監督との三度目のコラボももちろん楽しみだけど…やっぱりとにかく、EPは私にとってダニエル=ボンドの007シリーズと同じくらいに特別な映画。
他の作品や他の役者に萌え萌えしながらも内心では、「イースタン・プロミス2」はー? まーだー? と、ずっとずーっと待ち続けて来たのです。

やったー! 万歳! おめでたい!

…とまあ、大喜びしてはおりますが、上記の記事はアメリカの映画サイト掲載記事の内容を転載したもの。
あくまでも「プロデューサーが語ったという」だけで、製作会社の正式な発表があったということでは無さそう。
なので、あまり大喜びして後で…なーんてことだって無いとは言い切れません。今はまだ喜びは胸の奥に秘め、本当の本当に続編製作が正式決定し、発表され、クランクインすることを待ちたいと思います。
もう既に大喜びして舞い踊ってるじゃないかと突っ込まれたらその通りでぐうの音も出ないんですが、ほら、ウチのブログのサブタイトルは「昼は夢、夜ぞ現」じゃないですか。
所詮浮世は刹那の夢、目覚めるまでの一時は踊り狂うが勝ち、と云うのがわたくしの主義でございますのさ。

上でもちょいと触れましたが、同じくeiga.comなどに取り上げられている記事です。
五月にはクランクインするというクローネンバーグ監督の新作「The Talking Cure」に、ヴィゴの出演が決まったとのこと。

★V・モーテンセン、フロイト役でクローネンバーグ監督と3度目のタッグ

夢判断で有名な精神分析学者フロイトと、彼の弟子で分析心理学の創始者ユング、そしてユングの患者であり後に弟子となったザビーナとの三角関係を描いた作品らしい。
当初、「イングロリアル・バスターズ」でアカデミー助演男優賞を獲得したクリストフ・ワルツがフロイトを演じる予定だったのだが、ワルツが他の作品への出演を優先し降板したとのこと。
ザビーナはキーラ・ナイトレイ、ユングをマイケル・ファスベンダー(「イングロリアル・バスターズ」に出てたね!)、彼ら二人とヴィゴとがどんな化学反応を起こしてくれるか、楽しみだなあ。
…日本で公開されますように、なーむー。


もういっちょ、ヴィゴ関連のニュース。
yahoo!のトップニュースに上がっていたし、珍しくもテレビでも取り上げられていた、デニス・ホッパーがハリウッドの殿堂「ウォーク・オブ・フェイム」の星を授与されたとのニュース。
長年の友人であるヴィゴも列席、デニスのためにスピーチをしました。

★yahoo!
★シネマカフェ



デニス・ホッパーが前立腺ガンで闘病中とのニュースは以前から目にしていたけど、久々に見る彼の姿に…ちょっと愕然。
驚くほどに痩せちゃって、背を丸めて椅子に座る姿がなんとも痛々しくて。
まるで騎士の如くデニスの背後に立つヴィゴの、情の籠もった優しい視線が実に切ないです。



末期ガンとの報道だけれども、5人目の奥さんとの離婚係争が泥沼化しているとのことだけれども。
この日のデニスの笑顔や小さな娘さんの無邪気な姿を見ると、少しでも回復して穏やかな日々を送ることが出来るよう、祈りたい。

イースタン・プロミスの謎と考察〜その1

    2009.10.08 Thursday| 23:54 |
9月の臨時休業中はほっとんど映画を観ることも出来ないでいたんですが、だからと云って映画の世界から完全に離れられるわけも無く。
むしろ、実際に観られない分だけ脳内上映を繰り返しては、アレコレ考え続けておりました。
何を考えていたかったって云うと…「イースタン・プロミス」についてだったりします。
そこの貴方(←ピシッ!と指差して)、「また始まった〜」と思ったでしょ?
チッチッチ(←指を左右に振って)。「また始まった」わけでは無いのです。ずーっと続いているだけなんですよーだ(←可愛くない!)。

丁度去年の今頃、EPにおける時間経過の考察なぞをしてみたんですが(懐かしーね)、今回はもうちょっとだけ、重箱の隅を突いてみた。
本編の中で曖昧なまま説明されなかったエピソード、謎のままで終わってしまったエピソードがいくつかあるんだけど、それらの事柄について考え倒し、「もしかしてこんなんかなあ?」と推論してみました。
あくまでも、わたくし個人の解釈です。
資料を読み込んでいる訳でもないので、映画本編で描かれている状況からの単なる推測に過ぎません。個人的願望やら嗜好やらご都合主義的解釈が多々含まれる、と云うよりもほぼ100%そんな内容です。
眉を顰めてしまうような非道徳的、非道義的内容も若干含まれるかも。
EPオタクの脳内妄想として笑って許してくださる方、暇つぶしに読んでやってもいいよという方だけ、読んでね。
もちろんネタバレ満載、映画未見の方でネタバレNGの方は回れ右で、よろしく。



【タチアナの謎】

タチアナ自体が謎ということではなく、彼女の置かれた状況に謎と云うか疑問点が一杯。
西側諸国の自由で豊かな生活に憧れ、騙されて売り飛ばされてきた少女タチアナ。彼女をレイプし妊娠させたのが、ロシアレストラン「トランス・シベリアン」のオーナーであり、実はロンドンを根城とするロシアン・マフィアのボスであるセミオンであることは、彼女の残した日記などから明らかにされているけれども、何故セミオンは妊娠したタチアナをそのままにしておいたのか?
セミオンがタチアナに手を出したのは、特に彼女が気に入ったとかそういった理由では無いはず。
息子のキリルが彼女をレイプしようとして出来なかったことに腹を立て、言うなれば見本を見せたんだよね。
その結果としてタチアナは妊娠してしまったのだけれども、彼女が本来は「売り物」、「商売物」であることを考えれば、嫌な言い方だけど、腹の子を始末させようと考えるんじゃないかなあ。だってマフィアの親分だし、冷酷非道な悪党だし。
街を彷徨い歩くタチアナ、その姿がほとんど臨月間近に見えることからして、セミオンがタチアナの妊娠に気付いていなかったとは考えられない。
もしかしてセミオンは、タチアナに子供を生ませたかったのかしらん?
ここで思いつくのが、セミオンの一人息子キリルの有り様です。
いくら本人が否定しようとしても、父であるセミオンが認めたがらずとも、キリルが同性愛者であることは明々白々。
たった一人の跡継ぎ、血統を継ぐ者であるキリルが女を抱けない同性愛者であることは、セミオンにとって絶望的な現実であったはず。
父系を重んじるロシア人にとって、娘たちの産んだ孫はどんなに可愛くても、決して直系ではない。同性愛者であるキリルが子孫を残す可能性は低く、それによってセミオンの直系は絶えてしまう。
そんな時、たまたま自分の犯した少女が妊娠してしまったことを知ったセミオンは、生まれてくる子供が男子である可能性を夢想してしまったのでは。
それが故にセミオンは、妊娠を知って自殺を図ったタチアナに麻薬を打つまでして彼女を生かしておいたのではないかと、考えたわけです。
多分、監視を付けるなりしてどこかに閉じ込めておいたんだろうけれども。
逃げ出して街を彷徨っていたタチアナが羽織っていたコートは明らかに男物。あれは、その監視者の物を持ち出したんじゃないかなあ。
最初は、タチアナを逃がしたのはもしかしてニコライだったのでは?とも考えたのです。
しかし、タチアナを逃がしたのがニコライの仕業だととしたら、もうちょっと何らかの手立てを講じるんじゃないかと。幼い身体で臨月間近で切迫流産だか妊娠中毒だかの症状が出ている彼女をただ単に逃がすだけじゃ、それは救済ではなくむしろ殺人行為に近い。
そのように考えるとやはりあれは、タチアナが監視者の眼を盗んで逃げたと考えるほうが自然ではないかと。

ここで問題が一つ。今の医学なら、胎児の性別判定は可能だよね?という疑問点、と云うか突っ込みどころ。
そういうところは狡賢く(?)頭が回るわたくし、ちゃーんと答えは用意しておりましてよ。

その1.
タチアナを超音波検査の出来る病院に連れて行くことが出来なかった。
年齢や状況からタチアナが不法滞在であること、彼女自身が望む妊娠で無いことはすぐさまバレてしまうであろう。例え脅して口止めしても、病院でもろもろを喋ってしまう可能性があるので、普通の病院に連れて行くわけにはいかない。
それと、超音波検査は絶対ではない。見間違いや判断違いも有り得るので、医師や医療機関によっては結果を教えないという方針を取っている場合もある。

その2.
機械を使わない性別判定法としては羊水診断があるが、ちゃんと設備の整っていない場所ではむちゃくちゃ危険。ましてや、年若く身体が出来上がっていないタチアナには尚のこと危険。
流産してしまっては元も子もない。

と云った理由から、子供が生まれてくるのを待つしか無かったのではないかと。
肝心なのは生まれてくる子供であって母体(=タチアナ)ではないから、いざ、出産と云う段になったら医者を手配するなり病院に担ぎ込めばいいと考えていたのでは?

結果的にタチアナの生んだ赤ん坊は女の子だったのだけれども、あの子がもし男の子だったとしたら、セミオンは果して赤ん坊を殺そうとしただろうか?
もしかすると、早い段階でアンナを言いくるめ、自分の手元に引き取ろうとしたんじゃないかしら。
日記の内容をアンナが知る前、セミオンの正体にアンナが気付く前であれば、その可能性はあったと思うのです。
それが上手くいかなくても、キリルに殺すのではなく攫うことを命じるとかね。有り得るような気がするなあ。



【ソイカは何故殺された?】

星印を背負ったヴォリ・ヴ・ザコネの正式メンバーであり、キリルの親友でもあったはずのソイカは、何故ああもあっさりと殺される羽目になったのか?
映画本編においては、「キリルの悪い噂(=大酒飲みのゲイ)を広めようとしたから」だとされております。
それを言葉にしてセミオンに説明したのはニコライで、同時に「ソイカが警察に情報を流していた」からでもあるとも語っているんだけれど、これが本当であるか判断する材料は一切出てこない。セミオンを宥めるための言い訳に聞こえないこともない。
殺しを命じたキリルがその理由を説明するシーンは無いのだけれども、ソイカの死体への侮辱行為によって、キリルがソイカへ強い憎しみを抱いていたことが描かれております。
ここいら辺がちょっと引っかかったんだよね。
ソイカがキリルの悪口を言いふらしていたのが事実だととして、自分がゲイであることを認めたくないキリルがそれに怒りを感じたのは当然だと思うのだけれど、それだけの理由で、殺意に繋がるほどの憎悪を抱くものなのかなあ。キリルが単なる狂犬であるなら疑問も持たないんだけど、単に凶暴凶悪なだけとは思えない姿を見せることから、どうにも若干の違和感がある。
もしも本当にソイカが警察に情報を流していたとしたら、そのことをセミオンに告げた上で処断するほうが筋だと思うし。

そしてもう一つの謎が、このソイカ殺しをニコライはどの時点で知っていたのかと云うこと。
キリルに代わってセミオンに説明する様子からは最初から関わっていたようにも見えるけど、潜入捜査官であるニコライが殺人行為を見過ごすのは若干不自然だし、もしもソイカが警察への情報提供者だったとしたら、むしろ庇うのではないかと思われます。
で、ここでわたくしは、ソイカがニコライを脅していたんじゃないか、と妄想したのです。
警察へ情報提供をすることで何らかの見返り(違法行為を見逃してもらうなど)を得ていたソイカが、何かのきっかけでニコライの正体を知ってしまう可能性はある。いや、それどころか、そもそもニコライとソイカが協力関係にあったのかもしれない。
ニコライがキリルから信用され着々と地歩を固めていくのを知ったソイカが、ニコライに対して脅迫行為をしたとしたら?
潜入捜査に命と人生を賭けてるらしいニコライのことだから、ソイカを排除する方向に動いたとしても何ら不思議は無いのではないかなあ。
ニコライがキリルに何事かを吹き込んだり、けしかけたりするのはごく簡単なことだし、そうすれば、ニコライ自身が手を下さずとも、キリルがソイカ殺害に走るだろうことは想像に難くない…ような気がするのです。

謎を解くための一つの鍵として上げられるのが、トランス・シベリアンにファミリーの面々が集うパーティの折、キリルが携帯電話で誰かと話すシーン。
話している相手は多分ニコライだと思うんだけど、字幕で観ても、吹き替えで観ても内容が判然としない。スクリプトもあたってみたんだけど、英語力の壁もあり、やっぱりよく判らない。
ソイカの死体の始末について相談しているように思えるんだけど…。ここのくだりについて答えをお持ちの方、またはご意見のある方、是非ご一報くださいませ。


ちょっとだけ、覚書程度に書き留めるつもりが、やっぱり長くなっちゃった…。
まだもう少し語りたいことがあるので、続きはまた、日を改めて!

イースタン・プロミス、日本版DVD発売!

    2008.11.15 Saturday| 23:58 |
いつも通り発売日をきっちり守るamazonさん(別にフライングしてくれたってちーとも構わないんだけど)、「イースタン・プロミス」日本版DVDが発売日の11/14(金)に到着いたしましたよ!
うわーい、うわーい!拍手祭りじゃ、祭りじゃ!拍手
金曜日の夜、我が家はもちろんEP祭り。ここ最近は米国版をテレビ画面付きのポータブルDVDプレイヤーで観るばかりだったので、ひさびさに大きな画面でニコライに会えて、満足至極の管理人です。
まあ、そりゃあスクリーンで観るに越したことはないけれども、自宅でDVD鑑賞ならではの醍醐味っていうのもありますからねえ。
ほら、好きなシーンを繰り返して観たり、気になる個所を確認して観たり、ニコライのカッコ良いポーズで止めてぼーっと眺めたり、ニコライの今のセリフもう一度聞きたい!とばかりにちょこっと戻ってみたり…って、要するに、好き放題ニコライを観たいだけじゃないか!というセルフ突っ込みは置いておいて。
先ずは取り急ぎ、ジャケットその他のパッケージデザインのご報告を。

日本版DVDは初回限定でアウターケース付きだったのですが、そのケースの画像がこちら。down



画像はちょっとセピアがかった色に写ってしまっておりますが、実際にはもっとはっきりしたモノトーンで、文字が銀色。四辺がマットな特殊印刷になっていて額縁のようなデザインです。
スタイリッシュでクールでカッコええ…。ポッ
裏側はこちら。down



慌てて撮影したのでこれも画像がイマイチですが、実物はちゃんと(?)黒です。
何故にアンナのバイク?と一瞬思ったのですが、このバイクがニコライとアンナが口を利く、と云うかニコライがアンナに話しかけるきっかけになり、二人の仲を取り持ったとも云えるからなのかな?
実際にはこのアウターケースの上に帯が掛かっています。帯のデザインと内容は、DVDジャケット本体とほぼ同じ。



DVDのジャケット、日本版とアメリカ版を並べてみました。
左が日本版、右がアメリカ版ですが、好みもあるのだろうけれども日本版のほうがシックで洗練されているように思います。
アメリカ版はちょっと詰め込み過ぎてごちゃごちゃしてる。その分、眼で入ってくる情報量が多いという考え方もあるけど。



裏側です。上の画像同様、左が日本版で右がアメリカ版。
こちらは一目瞭然、日本版のほうが掲載画像のセレクトが断然良い。アメリカ版のほうはなんとなく適当に写真を選んだ風に思えるけど(そんなことは無いんだろうけど)、日本版のほうが物語の中でより重要で、しかも絵的に優れている画像を選んでいますね。

DVDの内容その他については、またあす以降、こちらの記事で取り上げる予定。
D販売会社の宣伝文にある、「日本語吹替においてもその言語のニュアンスを最大限に尊重」という辺りを中心に、言及してみたいと思っています。




いよいよ明日は…。

    2008.11.13 Thursday| 23:43 |
このところ脳内モードが切り替わっちゃってて、映画感想がちっとも書けません。
暫くは日常雑記的な記事が増えるかもですが、復活まで少々お待ちいただければ、幸い。

ところで、聞いてちょうだいよ、奥さん!(誰?)
明日は「イースタン・プロミス」日本版DVDの発売日なんですよ!
…また始まったと云うなかれ。今年の一月に米国版DVDを観てから私に憑り付いたこの熱病の重篤さは、お医者様でも草津の湯でも〜♪のレベル。
日本公開がようやく決定し、五月の試写会を経て六月の公開と、その度ごとに大騒ぎをしていた訳ですが、やっとやっと日本語版DVDが出るんですもの。
またもや一騒ぎしたくなったって、そりゃあもうしょうがないと云うものです。

日本語版DVDが出ることで嬉しい理由:

その1.日本語字幕付きでいつ何時でもEPを観られる。
理由にもならないような理由ですが。英語字幕で観るのは、これだけ繰り返して観てはいてもやっぱりストレスなんだよお、私には。

その2.米国版DVDでは何が何やらだった、特典映像に字幕が付く。多分。
映画本編の字幕はストーリーの流れで解釈しやすいけど、特典映像のほうは手も足も出なかったん…(泣)。

その3.日本語版DVDが出ることで、映画館で観てない(観られなかった)方々が観られるようになる。
これは結構重要。EP仲間(=熱病感染者)が増えるチャンスだ!皆さーん、レンタルでも良いから、EPを観てくださーい。

その4.日本語吹き替えがある。
吹き替えで観るって基本的にはしないのですが。ましてや、ヴィゴの声じゃない声でニコライを観たい訳なんか全然無いんですが。
でもでも、確実に字幕よりも情報量が多いじゃないか!せめて一回は吹き替えで観ることで、何か目新しい新事実を発見できるかも。

amazonからは出荷済みの連絡が来ております。
明日の今頃は、ニコ〜ニコ〜(笑っている訳では無い)とぶつぶつ呟きつつ、ニへラニヘラしながらテレビ画面を見つめている私がいることでしょう。

イースタン・プロミス
イースタン・プロミス
デヴィッド・クローネンバーグ,ヴィゴ・モーテンセン,ナオミ・ワッツ,ヴァンサン・カッセル


話は変わりますが、あまり変わりませんが、今月の29日から来月5日まで、高田馬場にある早稲田松竹で「ヒストリー・オブ・バイオレンス」と「イースタン・プロミス」の二本立て上映があるとのこと。
down以下をご参照ください。

早稲田松竹上映スケジュール

うわぁ…なんて素敵。さすが早稲田松竹、今や都内には数少なくなった名画座の中でも、企画にこだわることで名を馳せているだけのことがある。
って、クロ監督&ヴィゴ主演作を二本並べただけじゃん!っていう説もありますが、なかなかありそうで無いんだよね、こういうの。
行きたいけど、忙しい時期だなあ…なんとかやりくり出来るかなあ。
「アラトリステ」の試写会が当たんなかったら、自分を慰めるという言い訳を付けて、高田馬場まで出張ろうかしらん。

スクリプトを読む〜「イースタン・プロミス」

    2008.10.24 Friday| 23:59 |
「アイアンマン」を観たお陰でロバート・ダウニー・Jrにちょいとイカレまして、彼の過去作をちまちまと観ております。
どういうシチュエーションで誰を演じていても、常にどことない危うさと相反するしたたかさを併せ持ち、それでもって可愛げが漂っているのが魅力。
何を演じてても皆同じという意味では全然無くて、確かな演技力を基にした的確な演じっぷりなんだけど、ロバート・ダウニー・Jrいう俳優の、その存在自体が持っている魅力を常に強力に発している。そんな風に感じさせれられるのです。
と云うことで映画評を…といきたところなんですが、管理人脳内ではヴィゴお誕生月間がまだまだ継続しております。端的にいえば、またも「イースタン・プロミス」にかまけているということなのですが。てへ★
先日、コメントで教えていただいたスクリプトを、暇々に解読中。←翻訳じゃなくて解読と云う言葉を使うとところに、いかに私が英語が出来ないかというこを表現してみました。

注意!
以降の記述には、映画のネタばれが思いっきり含まれます。未見の方でネタバレNGの方はお読みにならないよう、お願いいたします。
また、映画本編ではカットされたシーンについても言及しておりますので、映画本編至上!と云う方も、お読みにならないほうが無難かと。
全てOK!ばっちこいと云う方は、続きをどうぞ down珍しく、隠してみた!

イースタン・プロミスに於ける時間経過の考察その2

    2008.09.18 Thursday| 23:53 |
注意!
以下の記事には、ネタバレどころか映画の内容が細部まで書き込まれております。
未見の方でネタバレNGな方は絶対にご覧にならないよう、お願いいたします。



この辺からちょっと日付が曖昧になってきます。
セミヨンはヴォリ・ヴ・ザコネ幹部を緊急招集し、ニコライを正式メンバーとして認めるための儀式を開催するんだけど…昨日の今日で、そんなに簡単に集められるものかしらねえ?
いくらセミヨンが大親分だとしても、夜に連絡して翌日の夜に偉いさんをごそっと集める、しかも年末の忙しい時期(って、マフィアが年末忙しいかどうかは知らないけど)…ちょっと無理があるような。
でも、前日、セミヨンがアジムに「二日くれ」って言ってるんだよね。
前後が逆になりますが、この二日っていうのはニコライに星のタトゥを入れさせキリルの身代わりに仕立てるための猶予期間なんだけど、だとすればこの日が一日目で翌日のサウナ襲撃が二日目ってことになるから…計算は合う。
【12月27日/雨】
夜、「トランス・シベリアン」にて、ヴォリ・ヴ・ザコネの儀式が開かれる。ニコライ、ヴォールの星印を身に刻みつける。




続いて、運命の一日です。サウナでのファイトシーン。
上記のセミヨンのセリフをそのまま受け止めると、儀式の翌日がサウナの日ってことになる。うーん、タトゥーを入れた翌日にサウナって大丈夫なんだろうか?
日本の入れ墨は入れた直後はかなり腫れて熱を持つっていうけど、手法とか墨を入れる深さとかが違うから大丈夫なのかなあ?
ここまでの計算だとこの日は12月28日になるんだけど、この日がもっと後だったとすると、ラストシーンまでの日にちが間違いなく足りなくなっちゃうんだよね。と云うことで、この日は12月28日でいいことにしよう。
【12月28日/曇り】
昼、アジムに連れられサウナに赴いたニコライ、チェチェン人に襲われる。
返り撃ちにするものの重傷を負い意識不明のニコライは、トラファルガー病院に運び込まれる。居合わせたアンナは驚き、夜、病室のニコライを訪ねる。
気配で眼を覚ましたニコライにアンナは伯父の安否を尋ね、ニコライは自分の一存で身を隠させたと告げる。



さて、ここからです。
スコットランドヤードの担当官ユーリが大慌てで病院へとやって来た日。この日は、はたして何日なんでしょうか?
かなりの重傷を負ったらしいニコライ、取り敢えずは点滴が外されてます(針はまだ入ってるっぽいけど)。しかも、ユーリと一緒に屋上に行けるぐらいに回復している…まさか、サウナの事件の翌日ってことはないと思うんだけど、どうかなあ?
私は病院での治療を要うするような怪我の経験が全く無いので見当が付かないんですが、運び込まれた時に意識不明で、酸素マスクを装着され鼻には管まで入ってている状態の怪我って相当だよね?

ちなみに管理人、数年前にちょいとした病気で腹を搔っ捌きましたが(虫垂炎よりは傷は大きい)、手術の翌々日にはカテーテルも抜かれ、トイレには点滴のスタンドにすがって自力で赴きました。内臓の癒着防止とエコノミークラス症候群防止のため、出来るだけ動けと指示されるのです。

そう考えると、ニコライだって翌日は無理でも翌々日くらいならあの程度動けるかもしれない。
ナイフで切られているとは言っても、内臓まで達してるって感じじゃ無かったし、骨折が無くて酷い打撲程度なら痛みはあっても動けないほどではないだろうし、ニコライは痛みには強そうだし。
それでもって、ニコライがユーリに依頼したセミヨンの血液採取の件ですが、速攻この日のうちに実行されたっぽい。トランス・シベリアンにやってきたユーリの服装が一緒なんです。
でもこれは、単にユーリ用にそんなに何着も衣装を用意してなかった、という可能性もある。捜査令状の準備の都合もあるだろうから(イギリスの警察制度をちーとも知らんのでよく判りませんが)、翌日ってことにしたほうが理屈は合うんだよね。そうするとこのシーンは翌日の31日ってことになるなあ。
うーん。
セミヨンがキリルに赤ん坊の始末を命じるのはこの血液採取の直後です。で、その前段階として、ニコライの一件を巡って親子喧嘩が勃発していたらしい。
28日にニコライが襲撃されその日のうちにキリルが事件を知ったというより、翌日29日になって初めて蚊帳の外に置かれていたことを知ったキリルが父親に喰ってかかり、それでもって翌々日の30日にしょんぼりしてたってほうが辻褄は合うだけど、どうでしょう?
それでもってこの後はキリルによる赤ん坊誘拐、アンナとニコライによる追跡と説得のシーンになり、この日が12月31日なのは決定事項。
この場面でのニコライは、病衣ではなく普段着っぽい服装(でも外出着では無い)で病院の受付で書類の書き込みをやってます。昼間はまだ点滴の針が入っていて病衣を着ていた人が、その日の夜には普通の格好で何やら手続きをしてるっていうのは違和感が有る。なので、ユーリと会った日とは違う日(翌日)だと考えておりました。
ところでこの書類手続き、何だったんでしょうね?急患で運び込まれたから、入院のための書類とかを後出しで書いてたのかしら。まさか、退院の手続きをしてた訳じゃないと思うんだけど。
なんだかんだとアレコレ首を捻った結果、この一連の流れについては、以下の三通りの解釈が出来ました。

★解釈その1
12月29日(サウナの翌日):ニコライ若干回復。スコットランドヤードの担当官ユーリが病院に来る。セミヨンとニコライが親子喧嘩。
12月30日:セミヨンの血液採取。セミヨン、キリルに赤ん坊殺しを命じる。
12月31日:赤ん坊誘拐、アンナとニコライが追跡

★解釈その2
12月29日(サウナの翌日):ニコライは一日療養。映画でのシーン無し。
12月30日:ニコライ若干回復。スコットランドヤードの担当官ユーリが病院に来る。セミヨンとニコライが親子喧嘩。セミヨンの血液採取。セミヨン、キリルに赤ん坊殺しを命じる。
12月31日:キリルが赤ん坊を誘拐、アンナとニコライが追跡。

★解釈その3
12月29日(サウナの翌日):ニコライは一日療養。映画でのシーン無し。
12月30日:ニコライ若干回復。スコットランドヤードの担当官ユーリが病院に来る。セミヨンとニコライが親子喧嘩。
12月31日:セミヨンの血液採取。セミヨン、キリルに赤ん坊殺しを命じる。キリルが赤ん坊を誘拐、アンナとニコライが追跡。


自分でこうやって整理してみたら、解釈その3が一番辻褄が合うような気がしてきた。
ニコライの怪我の回復と、セミヨンの血液採取の令状発行と云う要素について、解釈その3が最も無理の無い流れであるように思うのです。もしかすると、ユーリが病院に来たのが29日だった可能性は若干残りますが、まあ、これは良いでしょう。
重要な証拠の一つとして挙げられるのが、キリルの服装。セミヨンに赤ん坊殺しを命じられた時と赤ん坊を誘拐した時とで、同じタートルネックのニットを着用しています。と云う事はこの二つのエピソードは同じ日であると解釈出来る。
よし。決定(←何を偉そうに)。

【12月29日/天気は不明、もしくは曇り】
ニコライ病院にて療養。映画でのシーンは無し。ただし、ユーリが病院を訪ねたのがこの日であった可能性あり。

【12月30日/曇り】
ユーリが病院を訪ねて来る(前日だった可能性あり)。セミヨンとニコライが親子喧嘩。

【12月31日/曇り、のち雨】
セミヨン、血液採取される。セミヨンに赤ん坊殺しを命じられたキリル、赤ん坊を誘拐。
アンナとニコライによる追跡。ニコライによるキリルの説得と、アンナとニコライの別れ。


…ぜーはー、どうでしょう?こんなもんで。
映画未見の方には容赦無いネタバレ、映画を観た方でもそこまで強い関心を持たなかったと云う方には何の意味も興味も無い記事で済みません…。いや、わたくし的には非常に重要な問題だったのですよ。この12日間の時間の流れが。
はあ〜、スクリプトでも入手出来ればこんなに大騒ぎしなくても簡単に判っちゃうことなのかもしれませんが…。
ノベライズ本とか出て無いかな?と、英国とアメリカのamazonをあたってみたのですが、やっぱり無かったよ。おっ!っと思ったら全く違う本でした。残念。
随分と頑張って精査したつもりですが、この記事をご覧いただいた方で、ここ違うんじゃない?とか、私はこう解釈したよ!と云うご意見がある場合は、是非是非コメントをプリーズ。大歓迎で感謝感激いたします。
と云うか、お友達になりましょう(笑)。てれちゃう

イースタン・プロミスに於ける時間経過の考察その1

    2008.09.17 Wednesday| 01:14 |
って、ちょいと論文調のタイトルにしてみた。
先日の記事にも書いたのですが、ちょいとした必要がありまして、「イースタン・プロミス」での 時計 時間経過についてあれこれ考えてみたのです。
映画館で観ている時は役者(つーか、80%くらいヴィゴ)の演技を観るのに必死で、頭の隅に引っかかるものはあってもそれほどの違和感ではなかったですが、あらためてDVD(アメリカ版)で検証してみると、物語内での時間経過にかなり曖昧な箇所があるのです。
エピソードからエピソードまで一体どのくらいの日にちが経っているのか、結構判りにくい。
発端と終幕の日にちだけははっきりしているので、登場人物の行動や服装の変化、屋外シーンの変遷を参考にしながら精査してみました。

注意!
以下の記事には、ネタバレどころか映画の内容が細部まで書き込まれております。
未見の方でネタバレNGな方は絶対にご覧にならないよう、お願いいたします。


映画の中で日時が明確にされるのは一箇所だけ、タチアナ死亡のシーンです。
12月20日23時13分、これは間違い無い。アンナが言葉に出してるし、字幕にも出る。このシーンに先立って繰り広げられたソイカ殺害については、日にち不明。同日か、せいぜい1〜2日前の出来事と推測
【12月20日/雨】
夕方から夜、タチアナが病院に担ぎ込まれる。出産後、死亡。



次はアンナがバイクで帰宅するシーンなんですが、太陽光線の加減や道路の状況などから判断して、夜勤明けで朝帰りということなんだと思われます。
ここの日付を一旦、12月21日と推測します。
続いては、仮眠後に目覚めたアンナが母や伯父とやりとりするシーン。ロシア人の伯父がタチアナの日記翻訳に後ろ向きなことから、タチアナの日記に挟み込まれていた「トランス・シベリアン」を訪ねることになるんだけど、夜勤明けの朝帰りの続きの日だとしたら、アンナが初めて「トランス・シベリアン」を訪ねたのも同じ日ということになります。
アンナが「トランス・シベリアン」を訪ねると、レストランは身内のパーティの準備中。このパーティって、クリスマスパーティなのかなあ?ちょっと早いよね。クリスマス当日は家族で祝うから、仕事関係(って、マフィアだけど)のパーティを前倒しで開催したのかしら?
まあ、それは別にそんなにおかしくはない。日本でだってそんなの普通だし、12月になったらお店も家庭もクリスマスツリーやオーナメントが飾り付けられているのは当たり前だし。
ところがですね、ちょっと変だなと思ったのは、その後帰宅したアンナの家でのディナー、これがいかにもクリスマスっぽいんだよね。
ターキーだかチキンだかが丸ごと一羽テーブルに乗ってるし、伯父さんも同席してるし。伯父さんは年中アンナの家に入り浸ってるっぽいから、例え普段の日の夕食を共にしててもおかしくは無いんだけど。
もしかしてこの日が12月24日なのかしら?でも、そう考えると、後の日程がとてつもなく詰まってキツキツになってしまいます。なので、取り敢えず仮に、この日は12月21日であることに決定。
この日は、キリルとニコライにも大仕事がありました。
パーティ終了後、アジムと連れ立ってアジムの店にやってきたキリルとニコライ。ニコライはこの夜、ソイカの死体を始末するのです。
【12月21日/晴れ 】
夜勤明けのアンナ、午後以降「トランス・シベリアン」を訪ね、ニコライ、キリル、セミヨンに出会う。
夜、ソイカの死体をニコライが始末する。




翌日の夜、前日のセミヨンとの約束通り、日記(実際にはコピー)を持参して「トランス・シベリアン」を訪ねるアンナ。渡されたのがコピーで思惑の外れたセミヨンは、今晩は翻訳は無理だといってアンナを帰します。
入れ違いで帰ってきた大酔っぱらいのキリルに、怒鳴るセミヨン。クリスマスに関係無い店(?)で飲んできたんだと言い訳するニコライ(ここの箇所、英語字幕が上手く読み取れませんでした…)。
って、やっぱりこの日がクリスマスなのか?前日のパーティはクリスマスイヴのパーティだったのか?と悩む私。
うーん。悩ましいけど、一応、前日からの続きということで、この日は12月22日ということにしておこう。
降りしきる雨の中、バイクが動かず立ち往生しているアンナを、ニコライは自宅まで送り届けます。
【12月22日/雨】
夜、アンナが「トランス・シベリアン」を再訪。ニコライ、アンナを自宅に送る。



多分、翌日のこと。ソイカの死体が発見されます。スコットランドヤードのユーリが登場し、ニコライが仕込んだメモを発見します。
ニコライはキリルに連れられ、真昼間っから娼館へ。キリルに強制され、売られてきた少女を抱くニコライ。
夕方、セミヨンがアンナを訪ねてトラファルガー病院に現れます。遠回しながらも明らかな脅しに愕然とするアンナ。
【12月23日/曇り】
ソイカの死体発見。キリルとニコライ、娼館へ行く。セミヨンがトラファルガー病院を訪ねる。



翌日。またも夜勤明けなのでしょうか。アンナの自宅です。タチアナの日記によって、どうやらロシアン・マフィアに関わってしまったことを母と伯父に打ち明けるアンナ。嘆く母、怒る伯父。
一方、「トランス・シベリアン」ではソイカ殺しの一件がセミヨンにバレてしまい、キリルは思いっきり怒られます。キリルを庇って、セミヨンをなだめるニコライ。
セミヨンはアンナから日記を受け取ってくるよう、ニコライに命令します。
【12月24日/曇り?】
アンナ、日記とセミヨンの件を母と伯父に話す。
ソイカの一件がばれ、キリルとニコライがセミヨンに怒られる。



多分、翌日の昼間。ファーストフード店で待ち合わせをした、アンナ(&母&伯父)とニコライ。
ニコライがタチアナの故郷について何も知らないことにアンナは困惑し、伯父は激昂します。
夜、レストランに戻ったニコライがセミヨンに日記を渡すと、今度はアンナの伯父を殺すようセミヨンに命令されます。
【12月25日/曇り】
昼、アンナがニコライに日記を渡す。夜、ニコライがセミヨンに日記を渡す。



多分、翌日の昼間もしくは夕方かも。病院から出てきたアンナをニコライが待ち受けています。
先日の雨の日に故障してしまったアンナのバイクを修理し、届けに来たのです。ニコライはタチアナの故郷の住所をアンナに渡しますが、そこは赤ん坊の育つ場所としては適切でない、赤ん坊は英国で育つべきだと告げます。複雑な心境のアンナ。



夜、ロシア人老女の誕生パーティが開催されている「トランス・シベリアン」、アジムがセミヨンを訪ねて来ます。ソイカ殺しの一件でソイカの兄弟がキリルを狙っていることを知らされたセミヨンは一計を巡らし、二日の猶予(←ここ重要)が必要である旨をアジムに告げます。
セミヨンはニコライにヴォリ・ヴ・ザコネの正式メンバーになるよう良い私、自分の頭ごなしにそれを決められたキリルは複雑な思いを抱えながらも、ニコライを祝福します。
夜半過ぎ、アンナの伯父の住居を訪ねるニコライ。
【12月26日/曇り?】ニコライ、アンナを訪ねて修理したバイクとタチアナの故郷のメモを渡す。
セミヨン、キリルの命が狙われていることをアジムから知らされる。
ニコライ、セミヨンにヴォールメンバーになるよう告げられる。



…な、長い。終わんない。 たらーっ 続きはまた明日!

「イースタン・プロミス」三度目

    2008.06.26 Thursday| 23:43 |
水曜日、また行ってきちゃいました…わははてれちゃう
映画館では三度目、試写会入れたら四度目の「イースタン・プロミス」です。
6/19付けの記事で、6/21から上映スケジュールが変わり観に行くのが不便になる…なーんて行ってたのはどこのどいつだ?って突っ込まれそうですが、これには訳がありまして(そこのPCの前に座ってるアナタ!また始まったよ〜とか言わないの!)。
せめてもう一回くらい観に行きたいなあ、いっそ都内まで出ようか、でも都内のシアターは設備があんまり良くないみたいだし、大体7月に入ったら公私共に予定ギチギチだよ!と悩みつつ、シネコンの上映スケジュールを眺めていたと思いねえ。
はたと気付いたのです。
「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」に13:20〜15:35という上映回があることを。
109シネマズ川崎における「イースタン・プロミス」の初回上映は15:30から…と云うことは、「インディ〜」を観終わってから「イースタン〜」上映シアターにダッシュすれば、ギリで間に合う!
どちらにせよ「インディ〜」も観に行く予定だったんだし、一粒で二度美味しいってもんだよ!私賢い!

そういう訳で、水曜日の109シネマズ川崎で「インディ〜」上映シアターから飛び出し、「イースタン〜」の上映シアターに走りこんだのはわたくしです。
あ、もちろん、上映途中から入場なんてことはしませんでしたよ。ちゃんと上映前に、他の方の迷惑にならないよう静かに着席いたしました。
その代わりと言ってはナンですが、「インディ〜」のエンドロールを途中でゴメンなさいしたのでした。先日の記事で、「映画は最後まで観てナンボ」とか書いた癖に…関係各所にいろいろ申し訳無い。

「インディ〜」公開が始まったので、「イースタン・プロミス」の上映は121席の小さめのシアターに戻っておりました。
観客は7割は入ってたかな。勾配が結構あるシアターなので、特に希望が無い限りは中段→上段(後ろ側)→下段(前側)の順で観客を入れていくのだけれども、かなり前の席まで埋まってた。
やはり男性客が目立ちました。女性も一人客が多かったと思います。

日本語字幕での鑑賞も四度目となると、さすがにもう新発見はありませんでしたねえ。
見慣れてきた分、微妙な言葉選びで気になる箇所もあったけど、これは私が言葉に対して少々気難しいところがあるからなので…その割りに自分の書く文章はこん程度?と突っ込まれると言葉も無いんだけど。うっ…たらーっ
例えば、ソイカ殺しの件でセミヨンがキリルを難詰するシーンです。
キリルはシラを切ろうとするんだけど、ニコライがキリルの指示だったと話しちゃう。何でバラすんだよ!といきり立つキリルにニコライ曰く。
「嘘はつくべきじゃない。彼はお見通しだ」
この場合の「彼」はセミヨンのことなのだけれど、当のセミヨンを前にしてニコライがセミヨンのことを「彼」っては呼ばないんじゃない?
もしかして英語ではHeだったのかもしれないけど(未確認です、ゴメン)、日本語としては、ボスって訳すべきだと思う。キリルとニコライが二人の間でセミヨンを話題にする時、ニコライは「ボス」って呼んでるんだし。
それともう一つ。キリルがニコライの名を呼ぶ時、ほとんどの場面ではニコライの愛称である「コーリャ」呼びをしているのに、字幕では「ニコライ」なんだよね。
ニコライ=コーリャということが日本人には判りにくいであろうと言う判断で、混乱を避けるため「ニコライ」表記に統一したんだろうけれど、個人的にはちょっと不満。
キリルがニコライと二人っきりの時、「ニコライ」ではなく「コーリャ」って呼ぶその甘さを含んだ声色がもんの凄くイイのにー。
と、こんな感じで枝葉末節レベルで気になる箇所が若干あったんだけど、大筋には影響無いだろうからまあ良しとしましょう。
日本版DVD発売が楽しみ。吹替のほうが日本語の分量が多くなるから、吹替要チェックだなと。

何度観てもニコライ=ヴィゴの素晴しさは色褪せず、わたくし熱が上がる一方なのですが、毎度そればかりではナンとかの一つ覚えと云うか壊れたテープレコーダーと云うかなので、今日は、キリル役のヴァンサン・カッセルについてちょっと言及してみたい。

彼のことは「オーシャンズ12」と同じく13、それと、ちょっとあまり大きな声では言えない映画(普通にレンタル屋さんにある映画だよ!)の3本ほどしか観たことが無かったのですが、今回の「イースタン・プロミス」の演技を観て、達者で魅力のある役者だなと感心しました。
キリルはその育ちの所為もあり我儘で傲慢で粗暴なのだけれども、同時に非常に臆病で打たれ弱い性格です。弱い犬ほどよく吠えるっていう諺を体現しているかのよう。
父親の愛情に常に飢えていて、父親の信頼を得たい、自分がひとかどの人物だと思われたいという気持ちに自分自身いつも振り回されている。売られてきた少女を殴ったり親友を殺せと平気で命じられるのに、赤ん坊を殺すことが出来ずに泣きじゃくる心弱いキリル。
ニコライに恋情を抱いていることは間違いないんだけど、マフィアというホモソーシャルな社会(男性同士がまるで同性愛者並の緊密な関係性を持ち、連帯を重んじる閉鎖社会。団結を重んじるが故に、ホモセクシャルを毛嫌いされる)において、ボスの跡継ぎであるキリルがゲイだなんてことは、周囲はもちろん本人としても認められない。
しかし、キリルのニコライへの恋着は募るばかりなのです。前にも書いたけど、娼館でニコライが少女を抱くのを見つめるキリルの、なんとも切なくて哀しげで諦めを含んだような表情が非常に良かった。
悪行を重ねたろくでなしのクズなのは間違いないんだけど、観終わって残る印象は憐れだったり痛ましかったり。感情の起伏の激しいキリルの内側に秘められた脆い繊細な心が印象に残ります。
ヴィゴの名演に隠れがちだけど、こういう不安定極まり無い複雑なキリル像を演じきったヴァンサン・カッセルの、大胆でありながらも緻密な演技は見応えのあるものでした。

アンナ役ナオミ・ワッツは何気ない装いなのにとても綺麗で、品格のある自然体の演技が良かったし、アーミン・ミューラー=スタールの一見穏やかでありながらも凄みのあるセミヨンも素晴しかった。
アンナの伯父さんを演じたシニード・キューザックも味があったなあ。この人は本来は映画監督なんだそうですが、旧時代を引き摺る頑固な老人役が実にはまってた。

前にも書いたかもだけど、とにかく瑕疵の少ない映画です。
何度も観て多少の冷静さを取り戻すと、例えばタチアナがレイプされ妊娠した後、あんなにお腹が大きくなるまでどんな生活をしていたんだろうか?とか、セミヨンなりキリルなりが何故手を打とうとしなかったんだろうか?とか、身重のタチアナがよく逃げ出せたものだ、とかほころびが無いと云わないけど、それこそ重箱の隅を突っつくようなもので。
ストーリーに目新しさは無くとも、個々のエピソードと展開の妙で観客の眼をグイグイ引き付けます。ミスキャストが一人もいない配役といい、その役者陣の見事な演技といい、素晴しい。衣裳や美術にもこだわりがあって、若干黄味が強いレトロな雰囲気のある映像も良かった。
ネットの記事で見る限り観客の入りもかなり良いようだし、ロングランされて、全国に拡大公開されるといいなあと願っているわたくしです。


「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」の感想はまた後日!…そろそろ宿題が溜まってきたな(焦)。

「イースタン・プロミス」二度目

    2008.06.19 Thursday| 23:55 |
火曜日の記事で、「次はいつ観に行こうかな…。」などと書いた舌の根も乾かぬ昨日の水曜日、二度目の鑑賞に行って参りました。
早々に裏を返しに行ったのには訳がありまして。
何気なく、109シネマズの上映スケジュールを確認してびっくり仰天。今週の土曜日から「インディ・ジョーンズ」が始まる煽りを受けてだと思うんだけど、「イースタン・プロミス」の上映回数と上映時間がガラっと変わってしまうのです。
川崎は初回が15:30からの一日3回上映、MM横浜ときたら、19:40からの一日1回のみ!…そりゃあ無い。
そもそも、映画を観る前に買物とか出来ない性質なんですよ。ましてや「イースタン・プロミス」はイレコミ方が我ながら半端無くて、食事ですら気もそぞろになるほどなんだもん、買物だの用事だの無理無理、絶対無理。
と云うことは、夕方からの映画を観るためにその前の半日が完全につぶれちゃう。それでなくても休日少ないのに…。むー、むー。
本当は今週末か来週くらいになってから二度目に行くはずだったんですけどね。折り良く仕事が休みで、しかもレディースディだったので、急遽予定変更と相成りました。

今回は10:55からの上映回を観に行きました。
先日の初日は121席の小さなシアターだったんだけど、345席という二番目に広いシアターに変わっておりました。
土日に沢山入ったから…と云うことではなく、最初っから決まってたみたい。シアターのやりくりの都合なのかな?
レディースディだけど平日で、しかも午前中からの回。さあ入りはどうか?と思ってたら、上映開始時間には6割くらい席が埋まりましたよ。
私としてはかなり嬉しい。観客数だけなら初日(の二回目)より多いくらいじゃないか!
やっぱり年配の男性客が目立ちました。クローネンバーグ監督のファンなのかなあ。それとも、純粋に映画マニアなのかも。
今回は女性客も一人で来ている人が多かった(私もそうだけど)。多分リピーター、またはヴィゴファンと思われます。
上映終了後、男性客はエンディングロールの途中で帰っちゃう人が多いんだけど、女性客のほとんどは最後まで立ち上がらず余韻に浸っている風情なのが印象的でした。

上映終了後、先の記事でも書いたパネル展を再見したところ、先日の記事内容に誤りがあることに気付きました。既に訂正済みなので、先の記事をご覧になった方はもう一度目を通していただけるとありがたいです。
売店をチェックしたら、ヴィゴの写真集などは完売したらしく、既に店頭には残っておりませんでした。おお!凄い!
先日は気付かなかったんだけど、ポスターが売っておりまして。購入しようかどうしようかすっごく悩んだのですが、買っても貼らないの請け合いだし、押入れのコヤシになるのが間違い無いので、止めといた。こういうところは結構理性的なわたくし。

シアターでは二度目、試写会を入れたら三度目、DVD鑑賞を含めたら既に何回観たのか数えてないくらいなのですが、それでもまだまだ観たいと思わせる映画「イースタン・プロミス」。
スケジュール的にかなり厳しいんだけど、出来ればもう一回観ときたいな…。いっそ、都内まで行こうかな。

この日は実は、「ザ・マジックアワー」も観て来たのでした。
一日に映画2本鑑賞は学生時代以来かもしれない。
「イースタン・プロミス」と違って緊張感も集中力もさほど要しない映画だったので、体力的にも精神的にも思ったより負担が掛からずとても楽しめました。
貶してる訳じゃないよー。映画としての種類や用途(?)が全く違う、ということです。
そちらの感想は、また明日にでも書こうと思っております。



「イースタン・プロミス」ついに初日!

    2008.06.17 Tuesday| 23:48 |
遂に遂に遂に、「イースタン・プロミス」が公開されました!
前もって宣言させていただいていた通り、もちろん6月14(土)の公開初日に観に行ってきましたとも!!
…土曜日に行っといてブログ記事を書くのがこんなに遅くなったのは何故かと云うと、あまりの興奮と感動の所為か、例によって例のごとく、わたくし的知恵熱=頭痛発作を発症していたからでございますたらーっ
原因の何分の一かは、同日19時から中継されていたサッカーワールド杯アジア三次予選対タイ戦(とっても発音し難いぞタイタイセン)にあるんだけど。
頭の構造がどうにも脆弱に出来ているらしく、一日にあまり何度もいろんなことで興奮すると容量オーバーでパンクしてしまうらしいのです。

ってな、個人的事情は置いておいて。

話を戻して、公開初日。
前日のブログにも記した通り、109シネマズ川崎に行ってきました。
午後1時15分からの上映回を座席予約済みだったのですが、インディ・ジョーンズの先行上映日でもあるし、ぎりぎり到着でチケット引き換えに時間が掛かったりするのもナンなので、12時前には現地入り。
ここのシネコンは初めてだったので、どんなもんかとシアター内ロビーに足を踏み入れたら…あれ?全然空いてるよ。人が居ない。たまたま上映と上映の狭間の時間帯だったのかもしれないけど、勇んで早めに行ったのでちょっと肩透かし。
それならそれで、空いているうちに例の未公開シーンパネル展をチェックしよう!とロビーをうろうろしたものの、見つからない…。

…隅っこの柱の上のほうに張ってありました。こんな位置に張ってあったら、知ってて探さないと見つからないよ!
ちなみにこんな感じ↓です。

何だよー、これが「パネル展」なのー?
うーん、109シネマズはこういうのがいつもイマイチなんだよね…。関連グッズとかもあんまり売ってなくて売店がカランってしてるし、関連書籍だの雑誌なんて売ってるのほとんど見たことない。TOHOシネマズの売店はグッズ、雑誌、書籍、ポスター、フォトカードと充実してるから、余計しょぼく見えちゃうんだよね。
まあ、愚痴は云うまい。今回、「イースタン・プロミス」を公開してくれたのは109シネマズなんだし。
気を取り直し、パネルをシミジミと眺めました。
未公開シーンパネル展のはずなんだけど、実際には映画の中のワンカットや、撮影風景の写真が目立ってました。
張ってある位置が高いし照明も暗いしで写真がめっちゃ撮り難かったんだけど、頑張って撮影したのを何点か掲載。フフラッシュは反射しちゃうので使えないし、望遠で撮ってるのでとっても見難いですが、ご参考まで。
…あ、ところでこのパネル、撮影して良かったのかなあ。どこにも撮影禁止って書いてなかったし、まあ良しとしよう。


ニコライがファミリーの正式な一員となり星のタトゥーを入れるシーン、の休憩中だと思われます。
パンツ一丁の裸身に大きなタオルを掛け、ソファに身を持たせ掛けているヴィゴ。タオルは例のサンロレンツォのかなあ。
ロビーの照明が映り込んじゃって見難いのが残念。


ニコライ、怪我して入院。受付で書類か何かを書いてる最中にアンナに突っかかられるシーン、のメイク直し中。
メイクさんが髭のオジさんなのが、ちょっと珍しい。日本だとやっぱり女性が多いよね。


これは未公開じゃないかな。見覚えが無い。アンナの叔父さん(ステパン)家を訪ねた後かもしれない。ベッドに横たわっているのが誰だか確認出来なかったのです。
6/18、109シネマズ川崎にて確認したところ、娼館のシーンでした。薄い色のコートを着たニコライと思い込んでいたんだけど、シャツだけ羽織ってネクタイを首から掛けている。事後、キリルを部屋から出ていかせ、少女に語りかけるシーンのようです。
映画の中とは方向が違うので、カメラ位置が違う別カットの画像だと思われます。


正直ちょっと物足りなかった。せめて、もう少し見易い位置に張って欲しかった。
シャンテシネなどでは、もっとちゃんとしたパネル展だったんでしょうね、きっと。うーん。やっぱり、上映中に一度は都内まで行ったほうがいいかなあ。

パネル展の撮影も完了したところで、戦の前の腹ごしらえです。
109シネマ川崎は、ラゾーナ川崎というショッピングセンター内にあるのですが、当日は天気の良い土曜日と云うことで、結構な人出。撮影しているうちに12時を回り、目ぼしい飲食店は既に混雑。とにかく待たずに入れるお店を選び適当にランチをすることに。
実際問題、胸が一杯で食欲もあまり無かったりして…。ええ、私、一度に二つのことが出来ない&考えられないタイプなんです。えっへん(←威張るな)。
そそくさと昼食を済ませシアターに戻ると丁度1時。上映15分前、入場開始の時間です!

ここ109シネマズでも、初日限定「麗し」のヴィゴ生写真プレゼントが実施されていました。
どんなかなー♪とワクワクしながら入場し、貰った写真がこれ↓

ネットでも見かけないし、後で買ったプログラムにも未掲載の写真だったのでやっぱり嬉しい。ちなみに種類はこれだけで、全部同じ物だそうです。
どこのシーンの画像だかは、後日、DVDで検証してみようかなと思っております。

客席数100ちょっとのシアターなのは前もって知ってたんですが、入場してびっくり。せっ、狭っ!
狭い分シアター内の傾斜が急なので、実際に座ると観やすくて良かったんだけど、入った瞬間はちょっと驚いた。
ところで、109シネマズではシネマカード会員になっていると、エグゼクティブシートに無料グレードアップ出来るのです。エグゼクティブシートはリクライニング付きでテーブル付き、どのシアターにも配置されているという訳では無いのですが、なぜかこの狭いシアターには二列も配置されておりました。
前もって予約した甲斐あり、中央列ど真ん中の本当に良い座席だったよ。
ちなみに入場一番乗りでした。どこまでワクドキしてるんだ、私ってば。入ってみたら誰もいなくって、まさかと思いつつもちょっと凹んだら、後からお客さんが沢山入ってきたので一安心といった顛末もあったりなんだり。
客層が大人ばかりなのは当然なのですが、特に、一人で来ている年配の男性客、一人または二人連れの女性客が多かったようです。カップルは少なかったような。確かにデートに向く映画とは言えないよね。
開始直前で7割強くらいの入りだったかな。都心から離れたショッピングセンター内にあるシネコンと云う場所柄を考えれば、まあまあの入りなんじゃないかなあ。

内容と感想については、DVD鑑賞記、試写会参加記と何度も取り上げていて繰り返しになってしまうのですが、やはり、映画館のスクリーンで観るのは格別でした。
一瞬たりとも無駄なシーンやエピソードが無いことにあらためて感嘆。100分と最近の映画としてはむしろ短い部類だと思うのですが、冗長なエピソードや過剰な説明を全て排除し研ぎ澄ました結果として、100分間の作品にまとまったのだろうと思います。
生と死、愛と憎しみ、善きものと悪しきもの、そして絶望と希望を、恐ろしいほど静かに淡々と描いた作品でした。

本編終了後、直ぐに立ち上がって帰る人が少ないように感じました。
以前にもちょっと書いたけど、私はエンドロールまで含めて作品だと思っているので絶対に最後まで観ていくのですが、シアターだと途中で帰ってしまう人って意外に多いのです。残念だな、勿体無いなと思う。
製作側もそう考えるのか、エンドロール終了後にちょっとしたおまけ(?)映像がつく作品っていうのもあるしね。先日、ブログで取り上げた「アフター・スクール」もそうだったし、私の大好きなミュージカル映画「プロデューサーズ」もそう。有名どころでは「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールドエンド」もそうだった。
「イースタン・プロミス」はおまけ映像があった訳ではありませんが、最後まで座り続けていた人がとても多かった。
途中で立ち上がる人が皆無だったとは言わないけれど、それでも2/3以上の観客が最後まで、それこそ、シアター内に完全に灯りがついて清掃係が入ってくるまで座っている人もいました(それはわ・た・してれちゃう)。
観客が皆、映画の余韻に浸って立ち上がれないでいる、そんな風に感じました。いや、絶対そうだ!そうに違いない!

頭が完全に冬のロンドンに飛んでいってしまい、夢遊病者のようにフラフラとしながらシアターを出ました。
回らない頭で、そうだプログラムを買わなきゃ!と売店に行ったら…前言撤回、ヴィゴグッズが売ってましたよ!
ヴィゴが主演したスペイン映画「アラトリステ」(日本未公開)の原作本とヴィゴの写真集などが並んでおりました。TOHOシネマズの売店に比べてしょぼい、とか言ってスマンかった。
プログラムは600円。レビューやキャスト紹介、監督のインタビューなどなかなか充実した内容です。専門家によるロシアン・マフィアやタトゥーについての解説もあり、非常に勉強になりました。
紙質も掲載写真のセレクトもセンス良し、B5サイズなのも持ち帰りやすくてとっても良し。
映画のプログラムって、買ってはみたもののチラ見して二度と読み返さないなんてことが多いのですが、このプログラムに関しては「買い!」でした。

さあ、次はいつ観に行こうかな…。

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