復活!007!

    2012.12.04 Tuesday| 01:33 |
JUGEMテーマ:映画

お久し振りです…と言うのはあまりにも白々しいと言うか、鉄面皮と言うべきか、えーと、一年二ヶ月ぶりです。こんばんは。
仕事の多忙に加え、親族に不幸があったり、身内の体調不良とか、その他諸々追いまくられ、まとめて文章を書くということが全く出来ないでおりました。
映画ブログ以外ではツイッターだのアレだのコレだの書き散らしていたので、「ブログを書く余裕が無い」と言うのはもはや言い訳以外の何モノでもないんですが。
当ブログ沈黙の日々、その間にもコメントやメールを寄せてくださったりご訪問いただいた皆様には、心からの御礼とお詫びを申し上げます。

それではこの一年ばかり映画もドラマも観ずに隠遁生活を送っていたかというと、滅相もなく。
ツイッターをご覧になったり、フォローしてくださっている方はご存知の通り、BBCドラマ「シャーロック」にはまったり、堺雅人主演ドラマに踊ったり、ヴィゴ出演「危険なメソッド」の日本公開に喜んだり、以前に比べて格段にペースも分量も落ちたとは言え、それなりにいろいろと観てはいたのでした。
そして、ついにこの日がやってきたのです…「007/スカイフォール」公開!

ロンドンでのロイヤルプレミアに参戦した同士の快挙を指を咥えて眺めつつ、せっせと応募したジャパン・プレミアでしたが、当選は叶わずじまい。
手当たり次第に応募した試写会も、案の定、当たりませんでした。
私の場合、本当に好きで観たい映画を、公開が待ちきれないから一日でも早く観たいから試写会に応募するのがパターン。
元来の面倒臭がりで情報をチェックしては応募するというマメさに欠ける上に、自宅仕事であまり外出しないこともあり、自分的に「試写会で一度観たら満足」という類の映画なら、そもそも応募なんてしやしないのです。
当然ながら、幸いにも試写会で観たからそれきりってことは絶対になく、公開後も何回だって足を運ぶこと前提での応募なんだから、こういう人間にこそ当てて欲しいなあ〜などと常日頃考えているのですが、世の中そうは甘くない。
ええ、本当に見事に落ちまくりましたよ(涙)。結果として、公開日の12月1日を指折り数え、首をろくろ首にして待ちに待った、そういった次第でございます。

と言うことで、12/1(土)公開初日の「007/スカイフォール」を観てきましたっ!
初日二回目の上映回は、なんと満席! 誰でも1000円で観賞できるファーストデイに折りよく土曜日が重なったということもあるのでしょうが、少々驚きました。
毎度お馴染みの行きつけのシネコンなのですが、最前列まで埋まっているという状況は初めての経験です。
さすが007!…いや、でも、カジノ・ロワイヤルも慰めの報酬もこんなに混雑はしていなかったよなあ。007シリーズ50周年ということでこれまでにも増して活発な宣伝活動をしていたから、その成果が上がったということ? その割にダニエル、来日しなかったけどね!アフガンに慰問に行っていたから仕方ないけどね!…いや、まあ、それはさて置いて。
昔ながらのファンなのでしょう、年配の、特に男性客が目立っていましたが、ご夫婦やカップル、一人客、グループ客など、老若男女満遍なく入っていたように思います。
うんうん、大ヒットのためには幅広い客層に観て貰うことが大切だよね!と、お前は配給会社の人間か?みたいなことを考えては、納得満足していたワタクシでございます。

さて、本題。
以下には、大量のネタバレ含まれますので、ご注意!
管理人は多少偏向した趣味嗜好の持ち主のため、独断や偏見も含まれますが、あくまでも素人の一映画ファンによる感想文に過ぎないことを、前もってご理解ください。お読みになった上での苦情はご容赦願います。
当方の記憶違い、思い違いなどにつきましてのご指摘は大歓迎。コメントを寄せてくだされば、そそっと訂正(姑息じゃ)させていただきます。

007/スカイフォール

「007/スカイフォール」 (2012年 イギリス・アメリカ)

愛した女性を死に追いやった組織を追い詰めるべく、ハイチやボリビアなど各地を舞台に壮絶な戦いを続けるジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)。
ある日、直属の上司M(ジュディ・デンチ)が秘めていた過去の事件が浮かび上がってくる。その衝撃的な内容は、Mに対するボンドの信頼と忠誠心を試すかのようだった。
そんな中、彼らの所属するイギリス情報局秘密情報部“MI6”が何者かの標的に。ボンドの任務はその相手を発見し、脅威を取り除くこと。たとえ、その代償がいかに個人的なものだったとしても……。(goo映画より引用)。
※公式サイトはこちらから→
 「007/スカイフォール」公式サイト

いや、もう、めちゃくちゃに良かったです。面白かったです。
アデルによるテーマソングと最高にクールなオープニング映像で幕開けしたスカイフォール。143分と結構な長丁場の映画なのですが、あっと言う間でした。瞬きすら惜しいほど画面に釘付け、時間の長さなんて微塵も感じませんでした。
冒頭の長尺アクションから瞠目のラストまで、ボンドと一緒に007ワールドを全力疾走した挙句、心臓を真正面から打ち抜かれた気分。観終わってとてつもない高揚感と充実感、そして同時に脱力感に襲われ、体力の無い私なぞすっかりぐったりしちゃいましたよ。
前々作「007/カジノロワイヤル」で007とダニエル・クレイグに魅了された私ですが、この作品により本懐を遂げた、そんな気すらしました。ファンになって良かった、「カジノロワイヤル」、「慰めの報酬」と観続けてきて、こうしてダニエル版ボンドの第三作「スカイフォール」を観ること出来て本当に幸せ。
心の底からそんな風に思いました。
書きたいこと叫びたいことは沢山あるのですが、まだ自分の中で消化しきれていない箇所もあり、どういった言葉で表現すればこの心の叫びが伝わるのか…語彙の少なさがもどかしい。

一層に練り上げられ、磨きのかかったアクションシーンは迫力満点で凄かった。
激しくて早いのだけれど、一般人の動体視力ギリギリのところで感知できるレベル内に収まっているところに、「慰めの報酬」の反省点がきちんと活かされているなあと感心(※前作ではカメラワークの加減で、いくら頑張っても展開が把握しきれないアクションシーンがあったのです。切り替えが頻繁で早過ぎるのとショットの寄り過ぎ、俳優が頑張っている分、実に勿体無かった)。
予告編に登場した地下鉄激突シーンに代表される破壊、爆破シーンは荒々しくて凄まじく、ある場面では美しくてスタイリッシュ、ある場面では猥雑でエキゾチック、ドラマチックでセンチメンタル、そしてノスタルジックな趣きを感じさせられる映像の素晴らしさ。
信頼、疑惑、情愛、非情、親愛、憎悪、嫉妬、悲哀、感傷、時に揺れ、時に歪み、そして時には真っ直ぐに発動する感情、深みのある人間ドラマ。
迂闊に混ぜ合わせたらバラバラに分離し、映画をぶち壊しにし兼ねないそれら全ての要素が、絶妙なバランスで盛り込まれている。その完成度の高さに圧倒されました。

007シリーズ生誕50周年記念作品ということもあり、オールドファンにたまらないであろう、旧作ネタもふんだんに散りばめられ、微笑ましい笑いと郷愁を誘ってくれます。
ダニエル版ボンドになってからは出番の無かった、Qやマネーペニーなど懐かしのキャラクターも再登場。
Qの作る新兵器は時代に即し、とても現実的でリアル。一方で、昔ながらの秘密兵器を会話の中に盛り込み、名(迷?)台詞「壊すなよ」も登場します。この瞬間シアター内がわっと湧いたのも、長く続いたシリーズならではの妙味と言えましょう。
そしてある意味一番盛り上がったのが、アストン・マーティンDB5の登場シーン。
単なるクラシックカーとしてのアストン・マーティンではなく、まさにあの、かつての007映画に登場したアストン・マーティンなのですよ。
ただのクラシックカーでないことは、ボンドとMの会話で直ぐに判りますし、そのその特徴的な機能はボンドにより現代に活かされることになります。
ボンドとMの北への道行き、荒涼たる道をひたすらに走っていくアストン・マーティンDB5、背後に流れるは「ジェームズ・ボンドのテーマ」…いやあ、シビレました。

このくだりは若干、メタフィクション的(※小説が言語によって作られた虚構であることを作中で言及する作品の意)です。
個人的にはこうした複層構造の物語が大好物なので、内心でめっちゃ盛り上がっていたのですが、理屈っぽい人なら、異論があるかも。
「クレイグ版ボンドはカジノ・ロワイヤルで007になったはずなのに、何ゆえ、過去のボンド映画のアイテムが今更登場し、しかも、ボンド自身やMが懐かしそうにするんだ?おかしい」とか、「このアストンが登場するということは、ジェームズ・ボンドと言う名前自体がやはりコードネームであり、MI6には過去に何人ものボンドが存在したということを表しているのか」とか言われちゃうかも。
「007/カジノ・ロワイヤル」公開時、実際にそんなことを言っている方、書いている方を結構見かけたんですよ。
議論のための議論で、お遊びの一種だったのかもしれませんが。そこはそれ、映画的お約束、暗黙の了解としてスルー出来ないものかと思っていたのですが…閑話休題。

ジェームズ・ボンドを演じる主演俳優ダニエル・クレイグは、アクションも演技も凄みを感じられるほどでした。
かなりのアクションシーンを自身でこなしたそうですが、キレと同時にリアルな重みのあるアクションは見事の一言。そして、身振り手振り、声のトーン、顔筋や指先の一本一本まで計算しつくしたような、それでいて自然な演技は実に素晴らしい。
アクション映画の単なるアイコンではない、人間ジェームズ・ボンド。それこそが、ダニエル・クレイグ版ボンドの真骨頂だと断言します。

ボンドの敵として登場するシルヴァを演じるのは、アカデミー賞俳優ハビエル・バルデム。
シルヴァの望みは世界征服でもなければ、秩序の破壊でもない、利益追求ですらない。彼がひたすらに求めるのはかつての上司であったMへの復讐なのですが、それは単純な憎悪からのものではないのです。
愛を求め過ぎたあまりに狂ってしまった魂、それがシルヴァであり、そこにこそ、今作におけるヴィラン(悪役)の特殊性があるかと思います。
正直に言いますと、今回のヴィランがハビエル・バルデムと発表された時は、少々がっかりしたのです。彼の過去作は何作か観ていて良い俳優であると知っているし、嫌いというわけでは無いのですが。ちょっと書きにくいな…容貌がね、個人的好みと真逆なんですよ。パーツが大きい、ラテン系の濃い顔立ちっていうのが、ちょっと苦手なもので。
マッツ・ミケルセン、マチュー・アマルリックと、大好き俳優が立て続けにヴィランを演じたものですから、少々欲張りになっていたのも否めません。
いや、でも、今となったらごめんなさいとしか言いようがありません。
スカイフォールにおけるシルヴァ役は、正しくハビエル・バルデムのものです。狂気と知性、残虐と情愛、ユーモアと痛ましさを併せ持つ複雑怪奇な変態(←褒めてます)を、こうも絶妙に演じるとは!
さすが、「ノーカントリー」でオスカーを受賞した俳優です。まさに魅せられました。

そしてM。MI6の局長であり、ボンドや(かつての)シルヴァの上司であった女性…もうね、何と言うか感無量の一言。
冷酷非情なスパイ組織の長である彼女の、冷徹な仮面の下に隠された情愛。それを知ったからこそボンドは、そしてシルヴァも、彼女に反発しつつ心を寄せたのでしょう。
厳格なる慈母、これがジュディ・デンチが演じたMだったのだと、あらためて感じ入りました。

スカイフォールはボンドの過去や隠された心の傷を描いた作品でもあります。
ボンドが少年期に両親を亡くしているのは原作に登場する事実(?)ですが、この映画中においてもそれは言及されています。
「身寄りのない人間のほうが諜報部員には向いている」と言うのはMの台詞ですが、優秀な諜報部員であったシルヴァも多分、身寄りのない孤独な人物だったのでしょう。
そう、この作品は見失いそうな、もしくは見失ってしまった母の愛を求めてさすらう息子たちの物語でもあるのかもしれません。
母殺しにならんと共に命を絶とうとしたシルヴァは、ボンドの手で殺されます。間一髪でMを救ったボンドですが、そのMも…。

そしてボンドは、ついに大人になる。傷ついた孤独な少年の魂に別れを告げ、早くに亡くなった両親、失った恋人、親しんだ人々、彼等の死を忘れるのではなく、ただ乗り越えて。
復活、ジェームズ・ボンド!
早くも次回作が楽しみで仕方ありません。


「カウボーイ&エイリアン」試写会!

    2011.10.03 Monday| 02:16 |
JUGEMテーマ:映画

お久しぶりです。四ヶ月ぶりの管理人です。もはや言い訳も出来ませんので、しません…でも、すみません!!

あまりにも久しぶり過ぎて、ブログの書き方を忘れてしまったよ…茫然。
えーと、えーと、なるほど、なるほど(←過去記事を読み直してる)。よし、判った。先ずはとにかく見切り(えっ?)で再スタート!
当ブログの原点、我が愛しのダニエル・クレイグは、ここ数ヶ月で結婚したり、夏から冬に掛け立て続けに出演作が公開されたり、待ちに待ったBond23の撮影スタートが発表されたりと、お忙しなご様子。
日本でも、10/22から「カウボーイ&エイリアン」、12月には「タンタンの冒険」、来年の2月には「ドラゴンタトゥーの女」の公開が決まっているという、二カ月おきにダニエルの姿がスクリーンで拝める(タンタンはモーションキャプチャーだけど)ちょっとしたお祭り状態に入るのだー。
うむむ、よくよく考えたら、これはまた本当に忙しい…けど、嬉しいから頑張る!頑張らなきゃ!頑張るよ!!(何を?とは聞かないでー)

さてさて秋冬のダニエル祭り、第一弾は「カウボーイ&エイリアン」でっす!
原作はアメリカのグラフィック・ノベル、製作総指揮のスピルバーグらが惚れ込んで映画化の権利を得、満を持して製作に取り組んだとのこと。
主役の記憶を失ったカウボーイ(?)にダニエル・クレイグ、助演にハリソン・フォード、監督はアイアンマンで名を挙げたジョン・ファブロー、プロデューサーにロン・ハワード、製作総指揮にスティーブン・スピルバーグと、キャストも製作陣も超豪華。
アメリカでは7/29から公開、公開週の週末興行収入こそ全米ナンバーワンを取ったものの、翌週には猿の惑星に一位を奪取されてしまっています。ちなみに、週間興行収入は公開週の2位が最高位だったので…うーん、まあ、悪いとまでは言い切らないけど、期待されたほどの興行収入とは決して言えないって感じなのかなあ。
ちなみにアメリカの映画サイトIMDbおよび、Box Officeのサイトによると、制作費は約1億6300万ドル。9月末現在でのトータルな収益がアメリカ国内で約9900万ドル、その他で6600万ドル、合計1億6500万ドルなので、収支トントンにまではどうやら漕ぎ着けた模様。ふー(額の汗を拭く)。
これから日本で公開されるし、世界中でDVDやBDの販売も始まるだろうから、赤字は免れることでしょう。
仕事やらなにやらでとにかく多忙だったので、欧米での記事や評判を漁ったりもしてないんだけど…IMDbでの一般評価は10点中6.5点と、何と言うか、中途半端、いや、あのその。

と言うことで、9/30(金) 「カウボーイ&エイリアン」の試写会に行ってきました!
会場は有楽町の読売ホール、仕事を早く抜けられたので5時前に現地に到着したのだけれど、既に並んでいる方、多数。
プレミアじゃないし、ダニエルが来るって訳でも無いので、並ぶにはちょいと早いかなと思いつつも、そこはそれ集団心理ってヤツ? 並ばないとイケナイような気分になり、階段に待機。
意外だったのは、集まっている方々の年齢層が案外高めだったこと。
会社員が並ぶには早い時間だった所為もあるけど、50代以上、60代から中には70代以上の熟年世代多し(会社員や学生らしき方々は5時半過ぎから集まってきた)。
世間には試写会マニアな方も多く、ジャンル関係無しに応募するというのは知っていたけれども、それにしても、SFアクション大作だよ?大丈夫?とか、よーく考えたらまことにもって失礼なことを思ったりして…この浅ーい思考は、後ほどまるっと訂正させられる羽目になりました。スミマセン。
結構な人数が階段に列を作ってしまったためか、予定時間よりも10分ほど早く入場開始。
早めに並んだ甲斐もあり余裕で席を確保出来たのは良かったんだけど…試写会では、席をどの辺に取るかが毎度の悩みどころ。
今回もそうだったのだが、映画館ではないホールなどでの試写会の場合、舞台の奥にスクリーンが設置されていることがほとんどなので、後ろや脇よりの席は映画館に比べて非常に観にくいのだ。
だからと言って、前方の席を取れば良いかと言えば、そうでもない。
古いホールの場合、最近の映画館のようにスクリーンと席との距離や列ごとの傾斜を配慮して作ってないことが多いので、前方席だとスクリーンを見上げる羽目になり首が痛くなる。それと、私みたいにちびっ子だと、位置によっては前列に座っている人の頭が邪魔で字幕が見えなかったりするのだ。
…今回、見事にこれに当たってしまったのー。
前列に座ろうとしていた人が女性だったので、これはシメたとばかり座席を確保したところ、どうやら背の高い女性だったらしい。いざ映画が始まったら、字幕部分の中央が頭に重なってほとんど見えなかった…よ。
一所懸命、背筋を伸ばしたり、頭を傾けて字幕を読んだりしていたので、すっごく疲れた。がっくし。

【 今回の教訓 】
読売ホールは前方列は傾斜が小さい。映画の場合、前列観客の頭部に邪魔され、字幕が見えない恐れあり。スクリーンが遠くても、諦めて半分より後ろの席、または二階席前列を確保すべし。
※ただし、ちびっ子の場合。

以下、ストーリー概略と感想です。公開までまだ20日以上もあるので、出来るだけネタバレは避ける方向で。
ただ、どうしても多少は触れてしまうし、映画情報サイトや公式サイトに掲載されている程度ですらネタバレ厳禁と思われる方は、絶対に読まないでね。
ネタバレあり!注意!!
それと、私は原作のグラフィックノベルを読んでいません。ネットで見られる範囲で目は通したたけど、きちんと読んだとは言い難く、原作を読まれた方からすればトンチンカンで筋違いの感想を抱いてしまっている可能性あり。
あくまでも映画「カウボーイ&エイリアン」の感想として、ご高覧いただければ幸いでございます。

カウエリポスター

「カウボーイ&エイリアン」 2011年、アメリカ
1873年、アリゾナ。一人の男(ダニエル・クレイグ)が荒野で目を覚ます。なぜ、ここにいるのか、自分が誰かさえもわからない。そして、腕には奇妙な腕輪をはめられている。
自分のルーツを探るべく西部の町へとたどり着くが、そこはダラーハイド(ハリソン・フォード)という男に支配された町だった。偶然訪れたバーで、出会ったばかりのはずの女が話しかけてくる。“あなた、何も覚えてないの?”その女は何か知っているようだ。
そしてその夜、西部の町の夜空に突如として未知の敵が襲来。それはかつて見たことのない脅威であった。立ち向かえるのは記憶を失った男だけしかいない。いったいこの男は何者なのか。その正体は、敵か味方か。そして侵略者の目的とは。
想像を絶する巨大な敵が夜空を満たす時、男の手にはめられた謎めいた銀の腕輪が青い閃光を放ち始めた……(goo映画より引用)。
※公式サイトはこちらから→映画「カウボーイ&エイリアン」公式サイト 

先ず感じたのは、予想以上に西部劇テイストの強い映画であるということ。
主人公が戦う敵はエイリアンだし、宇宙船や飛行物体、科学兵器はもちろん登場するので、基本的にはSFアクション映画なのだが、物語の根幹は西部劇にあると断言出来る。
多くの西部劇と同様、主人公は謎を秘めた(または過去のある)風来坊。敵対する相手として街を牛耳るボスや無法者が現れ、主人公を助ける訳知りの年配者や苦悩する保安官が登場。
登場人物が相争う切っ掛けの一つが、金=ゴールドであることや、途中でネイティブインディアンが乱入して来るのもお約束。
強く美しいヒロインとの切なく激しい恋。そして、主人公を慕う健気な子役…この映画には、そうした西部劇的お定まりパターンがみーんな登場してくるのだ。
古き良き西部劇との違いは(無論、SF的要素を除く)、キャラクター設定がちょっとだけ複雑であると言う点かなあ。

例えば、最初の敵として登場する「街を牛耳るボス」=ダラーハイド(ハリソン・フォード)。
財力と暴力で街を支配していたこの男は、エイリアンに街を破壊され息子を拉致されたことが切っ掛けで主人公と手を組み、エイリアンとの戦いのために立ち上がる。
当初は利己的な悪人にしか見えないダラーハイドなのだけれども、エイリアン襲撃を切っ掛けに、それだけの人物ではないことが段々と判ってくる。
祖父を攫われエイリアン追撃隊に同伴することとなった少年とダラーハイドが心を通わせるシーンや、ダラーハイドが拾い育てたネイティブインディアンの青年との関係など、なかなか泣かせるものがありましたよ。
こうした擬似親子的関係を、主人公とその他の登場人物との間ではなく、当初悪役として登場するダラーハイドに担わせた点は少々目新しいかな。
もっともそれは主人公にそれだけの余裕が無いから、とも言えるのだが。
何せ主人公ってば記憶は無いし、外せない腕輪はとてつもなく強力な武器だし、見たことも無い飛行物体と醜いエイリアンが次々と襲ってくるし。
決してスーパーマンではない主人公が、戦いの最中にそんなヒューマンな触れ合いをやってる暇も余裕もあるわけが無いのは確かで、物語上、そうした役割をダラーハイドに替わってもらったのは、ある意味非常にリアルな設定なのかも。
そんな切羽詰まった主人公ではあるけれど、ダラーハイドとの間に、徐々に同志愛的友情が生まれてくる。この辺りはいかにも西部劇的だよね。
とは言え昔の西武劇なら、主人公と強欲で独善的な牧場主との間に友情が生まれることはずはないけど、この映画のダラーハイドは前述の通り、悪党の皮を被ってはいるものの実は熱くて一本気な男だったりするのでね。
主人公との間に友情と信頼が生まれるのは、むしろ必然。

ヒロインについて言及することは重要なネタバレになってしまうので避けるけど、主人公がその生き方を変えるほどに愛した女性がヒロインの他にも存在したり、記憶を失う以前の主人公の過去が、単純な勧善懲悪物語なら有り得ない設定だったり。
古き良き西部劇の黄金パターンを踏襲しながらも、一味違う捻った内容になっている点がなかなか興味深い。
いずれによせ、監督や製作側、そしてもちろん原作者にも、西部劇へのリスペクトやオマージュが山ほどあるのは間違いなしかと。
ただ、派手なアクション映画に慣れた現代人からすれば、昔ながらの西部劇そのままでは物語が単純だしスペクタクル性に欠ける。そうした意味からも、巨悪・ラスボスとしてのエイリアンが設定されたんだろうなあ。

うんと正直に言っちゃうと、もっとB級感バリバリの映画かと思っていたのだ。
ところがどっこい実際には、上述の通り西部劇テイストの強さもあり、事前予想よりはしっかりとした映画に仕上がっている。
まあ、何と言っても、主演がダニエルだからね。彼が登場するだけで画面がキュッと締まるし、物語は緊迫化する。そして助演のハリソン・フォードは、スターのオーラがビシバシ。年齢を重ねても、そこはやはりハリソンだなあと、つくづく。
サム・ロックウェルを始めとする脇役陣も渋くて、彼らの熱演には、なんと観客席から拍手が起きるほどでした。
余談だけど、この試写会での観客のノリの良さにはちょっと驚いた。コミカルなシーンではどっと笑いが起きるし、拍手も湧くし。
映画館ではあまり無いことだけど、会場全体が温かくて良い雰囲気になって悪くなかったなあ。先述の通り観客に熟年世代が多かったことが、良い方向に転がったのかも。ってことで、年齢層高めで驚いたとか言ってスミマセン。
ヒロイン(オリヴィア・ワイルド)はですね、キリットした美人で格好良かったですよ。おっとこまえ!と呼んじゃいたいようなタイプの女性。ただ、その分、色気はまるでナッシング。
主人公が昔の仲間に殴られ蹴られて倒れ臥すシーンがあるんだけど、その時の血や埃にまみれ弱りきったダニエル、じゃなくて主人公のほうが遥かに色っぽく…(自粛)。

予告編、特に飛行物体に飛びつくシーンなんか、ボンドと被るよなあと思っていたダニエルのアクションだけど、実際に観たらそれほど被るという感じでもなかった。
ただ、人を殴るシーンでの躊躇無さ、容赦の無さが実にダニエル(苦笑)、そして銃を構える、撃つといったシーンのキマっていることといったら、もうもう(身悶え)。
多分、背筋が強いからだと思うんだけど、ダニエルは立ち姿が実に美しい。広い背中から引き締まったウエスト、腰からお尻のラインが見事なS字を描いていて、惚れ惚れしちゃうほど。
果して英国人のダニエルにカウボーイ姿が似合うのか?と盛んに危惧されていたけど、映画の中で着用していたベストはとても似合ってた。ボンドを演じている時と比べかなり身体が絞ってあり、全体のラインがスッキリしている上に、ベストってヤツは、スタイルの良い男性を尚更スタイル良く見せてくれる効果大なアイテムだからねえ。
ダニエルは決して物凄いハンサムとか美形って訳じゃないんだけど(まごうかたなきファンですが、その辺はちゃーんと判ってますってば)、表情が変化する瞬間とか、ハッとするくらいに魅力的に見える。そしてアクションにキレがあって、身体の使い方や見せ方が上手いので、静止画像や写真よりも、動いている姿や映像が何倍も格好良いんだよね。
しかも、その隣にハリソン・フォードが立っているんだもん! 個人的には、ダニエルとハリソンが並び立つ姿を観るというだけでも、この映画には価値があると感じましたぜ。
あ、ちなみに主人公はカウボーイじゃないよね。題名とは食い違っちゃうけど、主人公はガンマンだと思います。ハイ。

ストーリーは、底の浅さが若干見え隠れしちゃってるのが惜しい。
掘り下げが甘いのだ。エイリアンや他の登場人物の正体についてよく判らないまま放置されちゃうし、記憶を失っていたからとは言え、主人公の性格設定にもブレがある。
例えば、エイリアンが何故地球にやってきたかという謎。エイリアンは金(カネじゃなくてゴールドのほう)が欲しくてやってきたらしいんだけど、どうして、わざわざ地球くんだりまで採掘にこなきゃならないんだろう?もっと近場の星で金くらい見つかるだろうよ。
ダラーハイドが「金で何を買うつもりなんだ?」と疑問を呈するシーンがあるんだけど(無論、冗談半分です)、それに対しての訳知りの答えが「彼らも彼らなりに金を必要としているから」…って、おい。それじゃ答えになってないじゃないか。
地球人と同様、金に価値があるという文化なのか、そうだとしても銀河を超え遠路はるばる来るだろうか?とか、それとも宇宙船や科学兵器の建造に必要なのか、まさか、金を食っているわけではあるまい?とか、一瞬にしてぐるぐる考えてしまった。
劇中ではそれっきりで、解答は無し。え、ええー。
とにかくエイリアンに関しては謎だらけです。あれだけの文化を持っていながら、何故、戦う時は素っ裸で防御服も着てないのか、腕輪以外の武器は無いのか。
人間を攫う理由も、地球の金を自分たちの物にするため人間を研究していると説明されるんだけど、
さほど一所懸命研究している風でもないし、その割りに攫うのは熱心だし、かと言って、喰ってるシーンが登場するわけでも無いんだけどね。

他にもう一つ、この映画の題名の謎に深く関わる人物がおりまして。その人物が現れる動機がイマイチ浅い。そして、どこからどうやってやってきたのかもほとんど説明がないまま、物語が終っちゃうんだよね。
こうした疑問点を全て解決してくれなきゃダメ!って言いたい訳じゃないのだ。
疑問を疑問のまま、観客に考えてもらう、観客の想像に任せる映画もあるし、私はそういう作品も好きだけど、この「カウボーイ&エイリアン」という作品はそういう類の映画では無いし、続編で謎を解き明かす方式でもないだろうし。
伏線を回収しないまま放り捨てられたような感覚がね、見終わった後に残る。ほんのちょっと、ワンシーンでも良いから、エイリアンの謎、謎の人物の謎の答えを垣間見せて欲しかったなあ。

あ、今、ちょっと思いついた。
現代人であるところの私は、エイリアンの謎について推測したり、答えが出ないことにイライラしたりするけれど、もしかすると登場人物たちは、そうではなかったのかもしれない。
宇宙や科学やSF的設定について何の知識も無い当時の人間なら、空の果てからやってきたエイリアンや、とてつもなく強力な武器や空を飛ぶ機械自体にはただひたすらびっくりするけど、先入観が無い故に、逆に素直に「そういうもの」として受け止めちゃったりするのかも。
恐ろしい存在が人間を滅ぼそうとしている→訳が判らんがとにかく戦おう→頑張って戦った→勝った、やっつけた、良かった!→よっしゃ、街を再建するぞ!おーっ!…みたいな。
1873年当時の人々の心性を考えれば、さしたる説明の無いままに人間が勝利を得てめでたしめでたしで物語が終る、それで良いのかもね。って、いいように考えすぎ?

記事の後半ではちょぴしクサしましたが、重箱の隅を突っついただけで、つまらない映画では決して無いです。
キレの良いアクションや派手な映像は見ごたえがあるし、強力で凶悪なエイリアンとの戦いにはちゃんとハラハラドキドキさせられるし。宇宙船の中に捕らえられた人間の姿は恐ろしくもリリカルで、個人的にはかなりツボだったし。
擬似的なモノも含めての父子愛や友情にはホロリとさせられ、恋愛沙汰も少々、コミカルな会話や笑わせるシーンもところどころに挟んであって和む。
そして何より、ダニエル・クレイグとハリソン・フォードの共演ですからして!これをスクリーンで観ないって手は無いですってば。
10/22(土)公開です。スクリーンで是非!


おまけその1.非常に世渡り上手なワンコが登場。可愛いよ。
おまけその2.題名「カウボーイ&エイリアン」にあらためて注目すべし。なるほどね、っと。

レンタルサーバー契約延長!

    2011.05.19 Thursday| 23:26 |
JUGEMテーマ:日記・一般

東日本大震災の後、一度更新したっきりで、すっかりご無沙汰してしまいました。「スティールブルーの夢」管理人のきゃんです。
先の記事にも記した通り、私の住んでいるあたりは地震の被害もほとんど無かったのですが、ここ二ヶ月は仕事もプライベートも平常通りとはいかず、ついでに体調もいまひとつで、アップアップしながらの格闘の日が続いておりました。
頻繁に利用していたシネコンが地震の影響で閉鎖されていたこともあって、映画も観に行かなければ、自宅でのDVD観賞も以前の半分程度。
ツイッターには頻繁に書き込んでいたので言い訳じみますが、と言うか、ほとんど言い訳ですが、まとまった長い文章を書くことが出来る体力と気力がなかなか戻ってこないまま、気が付いたら二ヶ月
もブログを放置してしまったと、こういった次第です。

その間に実は、このブログやらなんやらのレンタルサーバーの契約期限が迫ってきまして。
白状すると、ちょっとだけ悩みました。こんなに放置が続いているんだから、いっそのこと一旦閉鎖して区切りをつけて、無料サーバーでも借りてやり直そうかなあ。なーんて。
でも、これまでブログを続けてきたことで頻繁にやり取りが出来る知人が増えて、親しく付き合う友人も出来て、そしてそれ以外にも、沢山の方々からコメントや時にはメールやらをいただいて。
数年間掛けて築いたそうした人間関係は、私だけのものじゃない。それは相手があってのもので、私の一時的な気の迷いやら気の弱りなどで一方的に断絶してよいものではないはず。
そう思い直して、レンタルサーバーとの契約更新手続きを先日済ませました。取り敢えずはまた半年、少しでも更新頻度が上がるよう頑張りたい。

先週の土曜日、久々に映画館に行ってきました。なんと、震災以来初めての映画館での観賞です。
観たのはナタリー・ポートマン主演の「ブラック・スワン」、世評の高さとヴァンサン・カッセルが出演していることへの興味からセレクト。
いろいろな意味で非常に面白い映画でした。個人的には特に、ヒロインの親子関係と抑圧された心理に大変興味あり。
久々にレビューを書きたいところなんですが、ブログ再開第一回目としては内容がちょっと重過ぎるかなと。
と云うことで、「ブラック・スワン」レビューは週末に回し、今日のところは先ずは再開のご挨拶まで。
今後とも「スティールブルーの夢」をよろしくお願いいたします。

震災の日、復興の明日

    2011.03.24 Thursday| 01:33 |
JUGEMテーマ:日記・一般

東北地方太平洋沖地震で被害を受けられた皆様に、心からお見舞い申し上げます。
被災地が一日でも早く復興されますよう、お祈りいたします。

2011年3月11日、午後2時46分。
私はPCに向かって仕事をしている真っ最中でした。小さな揺れを身体に感じたと思ったら、すぐに大きな横揺れが。
慌ててテレビを付けると早くも地震速報が映し出されていましたが、その時にはもう、テレビをのんびり見ている余裕などありませんでした。手近な棚を必死で押さえ、と言うより縋りつき、早く止まれ早く止まれと頭の中で繰り返すばかり。
凄く凄く怖かった。
ウチの辺りは地盤が固くて、マンションの耐震構造も結構しっかりしているらしく、常日頃、震度3くらいの地震には気づかないほど。それなのに、こんなに揺れるなんて。
5分近くは揺れていたような気がします。人生でこんなに長い5分は初めてだったかもしれません。
ようやく収まったところで、PCが立ち上がったままだったことに気づき、慌てて仕事部屋に。仕事も趣味もPC頼みのわたくし、命の次に大事と言っても過言では無いのです(その割には、普段のケアはあまりしてない…とPCが言ってる、多分)。
仕事部屋にはPC2台にプリンター、電話にファクシミリ、各種資料やらサンプルやらを納めた棚がデスク周りをぐるっと囲んでいるのですが、無事でした。何一つ倒れず、壊れず。
ホッとしたところで他の部屋も見て回りましたが、幸運なことに、我が家では地震による被害は一切ありませんでした。
先に書いた地盤の固さがモノを言ったのかも。
とは言え、後日、聞いたところによると、ウチのマンションでも上層階では物が落ちたり壊れたりで、室内がメッチャクチャになったお宅も多かったようです。
ウチは低層階だから、私が死ぬほど怖い思いをした程度の被害で済んだのでしょう。
後で判ったのですが、南関東のこの辺は震度5強だったらしい。

一通り室内を確認し、茫然としてテレビの前に座り込んでいたところに、外出していた家人から電話が入りました。タイミングの悪いことに、同じ神奈川県内にある実家の用事で出掛けていたのです。
そちらは皆無事と聞き、一安心…と思ったところで、震源地が宮城県沖であることに今更ながら気づきました。
私の実家は福島県南部にあるのです。慌てて電話をしたのですが、この段階で既に電話は、固定も携帯も全く繋がりません。話中になったり、混みあっているとの音声になったり、ようやく呼び出し中になったと思っても、誰も出ない。
リダイヤルに疲れて一瞬手が止まった瞬間、再び、電話が鳴りました。飛びつくように出ると、家人からです。この後もそうだったんですが、こちらから掛けると繋がらないのに、向こうからウチへは上手く繋がることが多かった。
実家に連絡が付かない、呼び出しても誰も出ないと訴えると、実家近くの親戚に電話してみろと。
そうか!と慌てて掛けるも状況は同じ。
そんなこんなで電話と格闘している間も余震が続き、三十分後の15:15には、今度は茨城県沖を震源とする大きな地震が発生。
この地震はM7.4とのことでしたが、震源がより近かった所為か、後でM9.0と発表された最初の地震と変わりないほど大きく揺れたように思います。
茨城が震源地とのニュースに、尚のこと血の気が引きました。
私は茨城県と縁が深く、弟夫婦が県南に、そして県北には親戚が何軒も住んでいるのです。
焦りまくってあちこち電話するも、やはりどこにも繋がらず。弟や従兄弟たちにメールをしても返信は無く、弟の勤務先にまで電話したのですが、呼び出し音が鳴っても誰も出ない。
今になって考えると、かなり冷静さを欠いていたのでしょう。この辺りから記憶が曖昧です。あちこちに電話とメールをし続けたことは覚えているんですが、どの順序で連絡が付いたんだっけ…?

結果的に、私の家族や親戚は皆無事でした。
実家は家屋にも家財にも全く損傷無し。丁度、車で出掛けていたと云う両親は(=だから、直後の電話に誰も出なかった)、あの物凄い揺れをほとんど感じずに済んだと云うのですから、まことに強運でした。父曰く、「妙にハンドルが取られるなあ、風が強いのか?」とか思っていたそうです。
実家近くの親戚と茨城県南部の弟宅は、室内に物が散乱したものの、家具などの大きな破損は無く済みました。
茨城県北の親戚宅数軒では家の瓦が落ちたり塀が壊れたりと、かなりの被害があった模様。水道もようやく数日前に復旧したとか。とは云え、家族一同怪我も無くて済んだのはやはり幸運だったのでしょう。

当日の夜、電車が全面的にストップしたことで、家人は帰宅出来ませんでした。
余震が続く中、一人で過ごす夜は正直心細かったのですが、ツイッターで情報を得たり、フォロワーの方々とやりとり出来たのはありがたかったです。
被災した皆様に比べたらもちろんのことですが、よりによっての寒い夜、家路を目指して黙々と歩き続けている方々に比べたら、停電も断水も無く自宅で過ごせる自分はどれだけ幸せなんだと、自らに言い聞かせました。
明け方近くまで眠れず、テレビを点けっ放しにして、被災地からの映像を観ていました。
地震で破壊された町並み、崩れた山、割れた道路、津波に襲われ飲み込まれていく港。
福島県や茨城県の沿岸部は子供の頃から馴染んだ風景だし、宮城県も石巻や仙台などは旅行に行ったことがあります。見知った風景が、跡形もなくなっていることに茫然としました。
まるで悪夢を見ているかのようで現実感が薄かったのは、夢であって欲しいという気持ちが強かったからでしょうか。むろんそれは夢ではなく、残酷で惨たらしい現実に違いなく。

あの大地震の日、そして福島第一原発の事故が発生してからもう、二週間が経とうとしています。あっと言う間だった気もするし、もっと長い時が過ぎ去ったようにも感じる。
テレビやインターネットなどで刻々と伝えられた各地の惨状には、胸が締め付けられる想いでした。
被災者の皆様に少しでも早く、水や食料や必要な物がきちんと届くようになることを、安心して身体を休め眠ることの出来る環境が提供されることを心から願っています。

原発事故はまだ危険水域にあり予断を許さない状況ですし、被災地の復興はまだ遠く、それどころか全国的な物資や電力不足により日本という国全体が不安と焦燥に覆われているのが現況です。
でも。
地震の当日、帰宅難民となった方々がバスやタクシーを待って粛々と並んだり、助け合って帰宅の道のりを黙々と歩んでいる姿に、感動しました。
ツイッターやSNSなどで情報を共有しあい、助け合いの輪を広げようとするネットユーザーの皆さんに心打たれました。
被災者の皆さんが互いを労わりあって救助を待ち、避難所での生活を送っている姿に涙しました。
少しでも多くの命を救うため、消防や警察、自衛隊の方々が危険を顧みず救助活動を行い、原発事故に対応している姿は本当に素晴らしく、ひたすらに感謝と拍手を贈りたい。

私たちの国日本は、日本人はこんなに素晴らしい。
頑張りましょう。
私たちの日本は、こんなことでは絶対に負けやしない。
信じましょう。
ここは日出処の国です。やがて日は昇り、春は必ず巡り来るはず。


                 



募金に関して既に様々な団体などで受付が始まっています。
主な受付機関は以下の通りです。その他、各銀行や郵便局などでも義援金を受付中。

日本赤十字 
中央共同募金会(赤い羽根)


企業やインターネットサイトでの募金活動も活発化してきました。
以下は、会員がポイントが寄付できるサイトです。

Yahoo!基金 
Tポイント緊急募金


まことに残念なことに、募金を騙ったフィッシングサイトや、街頭での偽ボランティア、各戸を訪問しての募金詐欺なども発生しているらしいです。
皆様、くれぐれもご注意ください。

詐欺・窃盗にご注意ください【東京電力】


その他、便利な情報サイトはこちら。

NTT東日本災害用伝言ダイヤル「171」 
グーグル 東北地方太平洋沖地震情報 
グーグル 消息情報 
ヤフー 地震・津波災害に関する情報 


お誕生日の翌日に&新作あれこれ

    2011.03.04 Friday| 01:25 |
JUGEMテーマ:映画

ダニエル43歳ってことは、もしかすると日本で言うところの男の大厄? と思って調べてみた。
厄除けで有名な西新井大師のサイトによると、今年の男性の大厄は、昭和44年生まれから昭和46年生まれが該当するとのこと。
ダニエルは1968年生まれなので、昭和だと43年生まれに該当。昨年で後厄までが終ったことになるんだね。
と言うことは、2009年が本厄で2010年が後厄だったのかあ。…何となく、判るような気がしないこともない(苦笑)。

皆様ご存知の通り、MGM売却絡みのゴタゴタで、ボンド23製作が中断したり、無期限延期だなんて発表があったり。
そこにはもちろんダニエル本人の意向があったんだろうけど、丸二年間、新作映画の公開が無かったお陰で、なんとなーく影が薄かったし。
私生活でもナニやらあったんでしょうなあ。破局が先だったのか、新しい恋が先なのかは知りませんが、前カノとは結構長いお付き合いだったので、別れる段で何事も無くスムーズってことは無かったろうし。
私はダニエル本人が幸せならそれで良いと言うスタンスなので、ダニエルがどなたとお付き合いしようが、例えば結婚しようが一向に構わないんだけど、パパラッチの標的になってスキャンダラスに書き立てられたりしないといいなあ、とは思う。
多分ダニエルは、そういう類の攻撃には割と弱い、ナーバスになるタイプだと思うのだ。交際相手のために、SPを雇ったと言う噂だし。お相手が有名女優なだけに、以前以上にゴシップ雀の注目を浴びちゃうだろうから、それがちょっと心配。
厄明けダニエルが元気にご機嫌に良い仕事を沢山してくれて、その勇姿をスクリーンで拝めますよう。南無南無。


昨日の記事では、アメリカで7月公開予定の「Cowboys & Aliens」について触れましたが、その後の公開予定はこんな感じ。

Dream House (9/30全米公開予定)

昨年秋には撮影は終っているはずなのだが、CGだの編集だのに時間が掛かったのか、それとも配給会社の都合なのか、今年の秋口に全米公開予定。
ジャンルとしては、Mystery / Thriller とのこと。要するにホラーなのかなあ?
噂のレイチェル・ワイズとの共演。あ、今頃気づいた。この映画って、ナオミ・ワッツも出てるんだね。

画像はまだ出回ってないみたいなので、主演二人のツーショット。



若干、鼻の下が伸びてるダニエル。デレっとしてるぞ、コンニャロメ!(笑)



こちらは撮影中のショットっぽい。
個人的には、こんな感じの前髪ハラリのダニエルが好き。


The Girl with the Dragon Tattoo(12/21全米公開予定)

スウェーデン発の世界的ベストセラー「ミレニアム」シリーズの第一作。
このシリーズは既にスウェーデンで映画化され、日本でも公開済みなのは、皆様もご存知の通りです。
スウェーデン版の完成度が高かったので、ハリウッドでリメイクされると聞いた時は、正直首をかしげたのだが(リメイクするにも、時期が早過ぎるし)、ダニエルが出演するなら話は別でございます。
ダニエルが演じるミカエルの役、スウェーデン版で演じた俳優さんもとても良かったんだけど、話の内容からして少し年齢が行き過ぎてるかなあと感じてたんですよ。原作を読んでないので、あくまでも映画だけでのイメージだけどね。
ハリウッドリメイク版で、ダニエルが演じると聞いた時は、ハタと膝を打ちましたよ。年齢的にも雰囲気的にもピッタリ過ぎるくらいにハマッてる。
ハリウッドでリメイクするなら、むしろダニエル以外のミカエルは考えられないんじゃないかと、個人的には思ったりしてます。
非常に楽しみ。日本での公開が早く決定することを祈ってます。



デヴィッド・フィンチャー監督とのツーショット。
やっぱりスーツ姿が似合うぞ、ダニエル。
コートの所為かな、「アークエンジェル」のケルソー教授を連想しました。


The Adventures of Tintin

アニメーション「タンタンの冒険」では、声の出演。
ヨーロッパ各国では10月末公開予定なんだけど、アメリカでは12月28日とクリスマス休暇後の中途半端な公開。
まあ、元がフランスの漫画なので、アメリカではあまりウケないと言う判断なのかなあ。
日本での公開はどうだろう。微妙な気がする。

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